2024年3月29日 PR
今年からスタートし、さっそくトレンドワードの仲間入りを果たした新NISA。日本株も活況で、2月22日には日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新という大ニュースも。朗報続きで市場が活況に沸く今、ここに来て資産運用を自分のこととして実感する人が増えてきたようだ。だが、資金の投下先は多種多様。インターネットではインデックスファンドを推奨するケースが多いが、特徴的な運用を行うアクティブファンドも面白い。自分に向いている投資手法に迷う方は少なくないだろう。
資産形成に乗り出すなら、できれば社会にも役立つ投資法であって欲しい。そんな思いを抱える個人投資家層から高い人気を集めているのが、東京海上アセットマネジメントの投資信託『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』だ。日本株に投資する投資信託だが投資対象が特徴的で、日本企業の中でもオーナー企業に特化するというコンセプトで設計されたファンド。経営者が実質的に大株主であり、自分自身の判断でビジネスに取り組む企業のみが投資対象なのだ。
オーナー企業と聞くとワンマンなイメージで語られることもあるが、同社によれば投資先という視点ではむしろ魅力的な要素が多いという。事実、同ファンドは長期間にわたる優れた運用実績で注目を集めているが、なぜオーナー企業にチャンスがあるのか。その理由について、同社のファンドマネージャーに直接話を伺ったのでご紹介しよう。もちろん、入門者にも分かりやすく話していただいたので、どうぞこ心配なく。
東京海上アセットマネジメントが展開する『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』は、オーナー経営者が運営する企業に特化した投資信託商品だ。下記で詳しく紹介するが、ファンドの設定以降、TOPIXを大きく上回る実績を築く理由はどこにあるか。同社でファンドマネージャーを務める渡辺晋司氏にお話を聞いた。
ー『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』は、オーナー企業への投資に特化して好成績を挙げていますね。まずはその背景からお聞かせください。
オーナー企業は、経営者自身が株式を保有しています。ということは、「私たち株主と同じ方向を向いていて、高い成長意欲のもとに会社を伸ばしたいと考えている」という仮説が立てられるわけです。もちろん、オーナー企業以外にも優れた企業はたくさん存在しますが、敢えて株主と同じ視点を持つオーナー経営者に絞ることで、成功確率を上げられるのではないかと考えました。
ー運用にあたっては、実際にさまざまな経営者と面談なさっているかと思いますが、どのような印象をお持ちですか。
個人的な印象ですが、特徴的な経験やお考えをお持ちの方が多いように感じます。会社経営が長い方々は、日本経済の「失われた30年」の中で大変な時期を乗り越えてこられたわけですが、オーナー経営者は逃げられないので、外部環境を理由にしません。厳しいと感じていても、その環境をうまく活用して自社の成長につなげようという強さをお持ちの方が多いように思います。
ー「外部環境を理由にしない」というのは、言葉にするだけなら簡単ですが、実行するとなると大変でしょうね。
そうですね。オーナー経営者は「やり切る気持ち」が強い方が多いのだと思います。彼らは逃げずに時間をかけて結果を出しますが、そこまで苦労を重ねたプロセスがあるからこそ、他社が真似できないスキームを作り上げるケースが少なくありません。こうした企業では、オーナー経営者の経験自体が事業の原動カであり、同時に参入障壁につながり得るわけです。
ーオーナー経営者にヒアリングする際に注意していることなどはありますか。
先入観を持つことなく、できるだけフラットな状態でお話を伺うように心がけています。たとえ良いとは言えない状況に置かれていても、「いつまでに何をどう実現しようとしているのか」という長期的な視野からオーナー経営者としての真意を見定めることが大切だと考えています。
ーファンドマネージャーとして銘柄の入れ替えの判断基準はありますか。
運用サイドの工夫のひとつとして、ポートフォリオを構成する企業の規模や業種の幅広さを維持すること、そして業績や実力以上に評価されすぎていないか慎重に確認するようにしています。投資家としては、経営状況が良い時に売却して利益を確定し、下がったところで買い戻すのが理想ですが、私たちは中長期で考えます。だからこそ、現在の業績以上にオーナー経営者の考えを把握することが重要なのです。
ー投資と聞くと数字がすべてのように感じがちですが、想像以上に経営者のビジョンを意識しているのですね。
企業の業績が芳しくない時には株価が下落しますが、実は実態に比べて下がり過ぎてしまうことも意外に多いんです。こうした状況はむしろチャンスになりますので、「少しでも好転の兆しは見えないのか」という思いでオーナー経営者にお話を聞きに行くわけです。その株価下落が、不採算事業を整理して膿を出し切った結果なのであれば、まさに「買い」となります。こうした判断は、普段からオーナー経営者を観察しているからこそ可能となります。この人の展望は信頼できるのか、投資家として長期的に長く付き合うべきオーナー経営者なのか。業績以上に「人ありき」で動いているからこそ、他社様とは一線を画す運用実績を実現できているのだと考えています。
ー設定来の基準価額の推移を見ると、確かに「強さ」が伝わってきますね。印象に残っている投資実績の企業はありますか。
こうした考え方を地で行くような企業がいくつかあります。たとえば、ある製菓会社では、コロナ禍で業績が悪化しているにも関わらず、萎縮する他社を横目にターミナル駅で出店を続けました。コストを抑えながら多様なブランドの菓子店を展開し続けたところ、社会環境が正常化する局面で一気にシェアを伸ばし、結果的に業績を好転させることになりました。中長期の目を持つオーナー企業ならではの立ち回りが見事に実を結んだ好例と言えると思います。
ーあのコロナ禍の悪夢のさなかであることを考えると、なんとも勇気ある行動ですね…。
自社の商品に絶対的な自信をお持ちだからこそ、ここまで大胆に動けたのだと思います。オーナー企業は、経営者から見ると「自分の会社」ですので、リスクを取ることができるのも特徴です。もちろん独断では決められませんが、オーナー経営者が腹を括ればスピードは早いです。
ー大胆かつ柔軟な意思決定が可能となるわけですね。
その通りです。他の事例もあります。上場から10年程度のIT企業で、比較的若い方が経営している企業です。こうした場合、自分の年齢に近い人でボードメンバーを組むことが多いのですが、この方は他分野で経験を積んだ年配の方を役員に選び、その知見を経営に活かしておられます。年長者の意見を謙虚に吸収できる方なので、きっと今後も伸びると思います。
ー成功するオーナー経営者の特徴として、共通点のようなものはありますか。
いくつか見出せます。たとえば、「社員のモチベーションを高める施策に積極的である」とか、「社内ルールを体系化しつつも柔軟性ある運用を実現している」とか。業界の常識に囚われず、新しい考え方を導入して成功を収めている企業には刺激を受けます。その意味で『東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン』は常に新しい成功ノウハウを蓄積しているとも言えますので、私たちの強みだと思います。
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2024年11月29日 発行
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