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撮れ高よりも、楽しむことが大切【写真と生きる】

撮れ高よりも、楽しむことが大切【写真と生きる】

2019年4月25日

ネット時代の波に乗り続けて

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[黒田]
なるほど。今、お話を聞いていても結論が全部一貫して、旅をいかに楽しむかというところに集約されていますよね。それはすごくいいですね。

「絶景」は、いろいろなところに行けるキーワードだと思うんです。それを通して旅行を楽しむことも、旅行をする人を増やしていくこともできる。絶景プロデューサーとして、これから新しくチャレンジしたいことはありますか?

[詩歩]
全然ないんですよね(笑) どうしたらいいんだろうと思っているんですけど。

流れに乗ってきたら今に至っている感じなんです。 もともと独立志向があったかというと全くないし、本を出したかったかと言われると別にそんなことは考えてはいなかったです。ネットの時代って流動しますから、その波に乗り続けていくのかなとは思います。でも、絶景をずっと続けるか、と言われるとおそらく違う。

[黒田]
それも面白い(笑)

[詩歩]
「絶景」という言葉がもともとなかったからこそ、私のような役割の人が必要だったと思うんです。でも今は、SNSが発達して誰でも絶景を見つけて発掘できる時代になっている。情報も溢れているし、本もいっぱい出ています。だから、「絶景プロデューサー」は別にいなくてもいいんじゃないかなとも思っていて、執着も全くしてないんですね。

[黒田]
詩歩さんの話を聞いていると、サーファーのようだなと感じます。風に乗り、波に乗り。流れに身をまかせるだけではなくて、自分がそこに乗るというのが見えてしまえば、それに対して分析も計画的に、効率的にやる。

行き当たりばったりではない緻密さもあって面白いですよね。

[詩歩]
やるにはうまくいきたいと思っているので(笑)

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[黒田]
大胆なジャッジをしていくのにやることはすごく精密。成功に向かってやっていくところが相反しているので面白いなと思います。

今日はほんとうにありがとうございました。いわゆるフォトグラファーとは違った視点、立場で写真を撮られているんだな、というのがお話をお聞きしていてすごく面白かったですね。スマホで撮るにしても、一眼で撮るにしても、ドローンで動画を撮るにしても、根本に「旅のよさ、楽しさを伝えたい」という目的が一貫してある。

詩歩さんは、ライターとしても力があって、ツアー企画をしたり、地方自治体にアドバイスができたり、クリエイティビティがすごくある。日本国内のアウトバウンドに貢献したい、というようなお話がありましたが、「絶景」という一分野のプロであり、かつインフルエンサーとして活躍している人がそこにコミットできることは大きいと思うんですよね。これからの活躍もたのしみにしています。

[詩歩]
ありがとうございます。


プロフィール

詩歩

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」管理人。
1990年生まれ。静岡県出身。世界中の絶景を紹介するFacebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を運営し、70万以上のいいね!を獲得し話題に。 書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズを出版し累計60万部を突破。アジア等海外でも出版される。昨今の”絶景”ブームを牽引し、2014年は流行語大賞にノミネートされた。 現在はフリーランスで活動し、旅行商品のプロデュースや企業とのタイアップ、自治体等の地域振興のアドバイザーなどを行っている。静岡県観光特使・浜松市観光大使も務める。

Facebookページ
「 死ぬまでに行きたい!世界の絶景 」

書籍
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編」
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 ホテル編」
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 体験編」
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編」
「絶景を旅するシンプル英会話50」

クレジット
制作 出張写真撮影・デザイン制作 ヒーコ http://xico.photo/
カバー写真 黒田明臣
出演 詩歩

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