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クリエイターとして仕掛ける未来【写真と生きる】

クリエイターとして仕掛ける未来【写真と生きる】

2019年2月22日

オーディション企画「ミスSNS」に込められた クリエイターとモデルの未来

re_DSC01045Photo by Haru Wagnus

[黒田]
話ぶったぎりますけど、ミスSNSという企画も今されてますよね。

[ハル]
そうなんです。4SBでサマーガールオーディションをやっていたというの もあって、​CURBON​という写真学習サービス代表の武井さんという方と一 緒にはじめたんです。新しいモデルオーディションをやってみないかと声をかけられて。「いいかもしれないですね」と。

どうせやるんだったら写真界隈、フォトグラファー界隈をもうちょい巻き込んでしたいという風に 思って、そうしたらちゃんとポートレートモデルとして頑張っている子た ちも巻き込めるかなと。モデルとしてやっている人もそうなんですけれ ど、特にポートレートモデルの子は仕事に繋げづらい傾向があるので。

ファッションモデルは、事務所に入って仕事をしてという流れがあります けど、ポートレートモデルの子たちは同じように事務所が仕事を持ってこれるかというと中々難しいですよね。あるとしたらインフルエンサーにな るとかですけど。じゃあ職としてはどうするのかと言われると中々難しい。そういった将来のところをもうちょっと道筋を立てられるようなオー ディションにできればと思っています。

もちろんポートレートモデルだけじゃなく、SNSで活躍している、活躍したい子たちとも面白いことがした いし、写真をベースとした文化や社会貢献をしたい。

なので受賞して終わりじゃなく、その先のタイアップだとか、将来的なところまで繋げていけるような取り組みをしたいなと思ったのがきっかけです。ただ単にオーディションしました。はい、賞あげてお終いじゃなくて、その先も色々と仕事とかを企業とかと絡んでやっていけるような形を作りたいんですよね。そこは結構大きな目標の一つです。

もう一つの目標は写真業界を変えたい、新しい時代を作りたいという思いがあります。同じように写真業界で活躍する人たちと一緒にこれからの時代を作っていくような流れを作りたいですね。クリエイティブの部分とか色々と企業とかもタイアップできるようになって、どんどんやっていきたいなと思っています。そういった取り組みの一環として始めたオーディションですね。

[黒田]
なるほど。

[ハル]
単純にアングラなことをやろうというわけじゃなく、写真の業界のために やっていきたいという思いがあるんですね。

[黒田]
いいですね〜。

[ハル]
名前の通りSNSでの活躍を結構重要視してあげたいから、別に美人じゃな くてもSNSとして活躍できる能力があれば、そこにもちゃんとフォーカス したいという思いがあるんです。

[黒田]
逆にその可能性を示したいということですよね。先程の話ではないです が、見た目や数字化できるスペックでは判断できないところを重視すると いうのは、時代を象徴している尺度だと思います。

[ハル]
そこも勿論フォーカスしたいという部分もあるし、モデルとしてやってい けるような実績を作ってあげたいというのがあるので、そこは重要視して いますね。

[黒田]
今回の受賞者も、何かしら仕事につながる感じになるんですかね?

[ハル]
そうですね。仕事的なことを振るようにする感じですね。

ちょっとまだ言 えないこともあるんですけど。受賞者の人には企業タイアップとか、雑誌に出てもらうとか色々と考えてます。

[黒田]
あ、じゃあもうそういう方向で動いてるんですね。

[ハル]
そうですね、協賛とかも未だに探していますし。

[黒田]
なるほど。ゴールと目的が明確な分、動き方もクリアになりそうですね。

[ハル]
いろんな人と写真を撮って、輪が広がるだけでチャンスは絶対色々広がり ますし、沢山被写体やってみたい子達とかいい写真家と撮りに行きたいと 思っている子は多分沢山いると思うんですよね。

これから活躍したいと 思っている子。どういうことをきっかけにしたらいいかもわかってない子達に、沢山の撮 られることで撮り手の写真家と一緒に名前が売れていくといったような、 何かしら少しでもチャンスの機会を提供したいんです。

[黒田]
何年も続けることによって引き合いがあると思うので、継続が大事そうですね。

[ハル]
続けたいですね。

[黒田]
協賛にしても、続けていく中で増えていきそうな気はしますけどね。営業 力次第でしょうか(笑)

自分は苦手なポイントです。

[ハル]
今回は第一回で手探り状態というのはあるんですけどやっぱり続けていく ことが大事だなと思っています。

[黒田]
今後が楽しみですね。

受賞者の活躍が増えれば、今はまだ様子見をしているモデルの子達にして も参入してくると思いますし。

[ハル]
そうですね。応募締め切りまであと一週間なんですけど応募が本気出してきてるって感じですね。

[黒田]
そうなんですか!素晴らしいですね。

[ハル]
第一審査が書類審査通過した子の面接及び撮影ということになるんですけ ど、東西南北いかないといけないので大変です。

[黒田]
ええっ!?実際に動くんですか?結構きついですよね!?

[ハル]
やばいですよ(笑)

多分150から200人くらい来るのかな。

[黒田]
それはきついですね(笑) 数日かかりそう、、、。

[ハル]
その結果を審査員に投げます。2019年の4月頃に結果発表を予定していま す。

[黒田]
楽しみですね。

[ハル]
そうですね、そのころは写真を公開できることになっていると思うので。

[黒田]
そうですね、写真とSNSの可能性であったり、SNSというアプローチでモデル含むクリエイターを盛り上げていくというのは大賛成です。自分もそれがなければ今がないので。

今後SNSは結構飽和してしまって、大衆化がより進むと思うんですよね。 最初はああいうのってうまくいくとおしゃれ、クールといったキーワード で見られるんですけど、段々そうではなくなってくるというか。

Instagramにしても、今後はEC化していって、年齢層高い人たちも入って くるでしょうし、サービス自体はまだ盛り上がると思うんですけれど。

当初から参入していたクリエイターは別の居場所を探していく可能性もあ るかなと思っています。クリエイターはアーリーアダプターな側面もある と思うので。モデルも多分活躍の場は増えていくと思うんですよ。ただ、 そのチャンスを掴めるかというのは別問題ですよね。

TikTokもそうですし。IGTVとか新しいSNSなのかはわからないですけど。そういう出自の人たちも活躍できるような文化が形成できればベストだと思っていますし、それが当たり前の世界になってほしいですね。

[ハル]
ざっくりいうと可愛い子たちはどんどん活躍していくでしょうね。場所が いっぱいあるし、InstagramもTikTokも他の何かしらでも、可愛い子は圧倒的に有利な時代になりそうです。

[黒田]
そうですね。

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