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クリエイターとして仕掛ける未来【写真と生きる】

クリエイターとして仕掛ける未来【写真と生きる】

2019年2月22日

Haru Wagnus と Instagramの出会い

re_IMG_7807Photo by Haru Wagnus

[ハル]
そんな時Instagramのサービスが始まったんですよね。

[黒田]
そこでフォトグラファーへの道を歩み始めるわけですか。

[ハル]
はい。写真やってみようかなと思って(笑)

[黒田]
急ですね(笑)

[ハル]
元々はInstagramというアプリが出て、瞬間的に世界中の景色やアートな写 真作品が見れてしまうことに感動したところから入りました。僕自身も載 せてみたら、海外の人からフィードバックがきて、それが楽しくなりまし て。iPhoneで一年くらい撮っていたんですね。

色々加工したりとかは面白 かったんですけれど、段々カメラでも撮ろうかなと思い始めまして最初は ミラーレスのSONYのNEX-C3を買いました。

[黒田]
あー。NEX-C3ですか。結構前ですね。

[ハル]
C3ですね。NEXシリーズの初期も初期ですね。

[黒田]
ええっ。

[ハル]
女子が使うようなかわいいやつです(笑)

[黒田]
まだフルサイズじゃないですよね?

[ハル]
いえ全然。APS-Cサイズですね。

[黒田]
そうですか。

[ハル]
SONYのαもまだ出ていない時代でしたね。そして次は普通のレンズを使う ことに全く興味がなかったので、いきなりLeicaのオールドレンズを買っ て、​マウントアダプターを使って使用していました。

[黒田]
興味深いですね。

[ハル]
なんでそんなことをしたかと言うと、さっき言ったように音楽をやってい た時にヴィンテージ機材をよく使っていたんですね。結構古いスタジオの ヴィンテージ機材とか、古い機材を使うのが好きだったんです。アナログ の質感というものが好きだったんですね。

[黒田]
なんとなくわかります。

[ハル]
音で敢えて歪みをどう乗せるかとかで質感をつけていく感覚は、写真の粒 子(グレイン)をいかに乗せるかだとかにとても似ています。そんな感覚 を持っていたので、現代レンズでクリアに撮るとかはあまりピンと来なくって。

そして写真を始めた時に古いレンズとかで写真に味付けたいなと思い、マ ウントアダプター買って付け始めたのがそもそもなんですよね。

[黒田]
当時で言うと新しいですね。

[ハル]
そうかもしれないですね。当時周りでは誰もやっていませんでした。

[黒田]
じゃあ一人で写真を始めたんですか?

[ハル]
そうですね。周りは友達も皆写真はやっていなかったので街中での現象や人や自然のスナップばかり撮ってました。

[黒田]
そうですよね。

[ハル]
ただインスタがあったというだけで。

[黒田]
それも凄いですね。

結構SNS自体は注目していたんですか?

[ハル]
そうですね。結構。

mixiやって、Twitterは出始めた時に速攻やって、これは世界が変わるなと思 いました。facebookも一応やったんですけれどfacebookはあんまり日本に 浸透しないなあと思いつつですね。Twitterは相当はまってました。

[黒田]
面白いですね。

[ハル]
それもあってSNSは色んなところに注目していたのでInstagramも結構早期 に始めました。

[黒田]
なるほど。アンテナ張っていなとそこでいきなりInstagram本気でやろうとならないですもんね。

[ハル]
そうですね。僕が始めた頃はアンテナ張っている連中が多かったですね。

[黒田]
何年前くらいですか?2012年…?

[ハル]
えーと、8年経つのかな。おそらく。

[黒田]
えっ!?2010年ですか!?

[ハル]
多分そんなもんですね。

[黒田]
本当ですか。じゃあほんとに出来たばっかりですね。

[ハル]
今年で8年目なので7年前か。当時はひたすら撮るのが楽しかったですね。 まるで自分の目線が好奇心旺盛だった子供の頃のような感覚でした。あと はやっぱり海外の人とすぐ繋がれるのが面白かった。

国内ではほとんどやっている人がいなかったので。

[黒田]
なるほど。

[ハル]
そして、ミラーレスに古いレンズつけて撮ったら結構しっくりくるなと思い撮り始めて、すぐにフィルムカメラにも手を出しました。

[黒田]
あ、フィルムもやるんですね。

[ハル]
そうですね。すぐに中判も買いました。ポンポンとすぐに。

デジタルとの割合でいうとフィルムの方がどちらかと言うと多かったくら いです。勿論併用はしていましたが。

当時願っていたのがNEX-CがAPS-Cサイズだったので、レンズの Leica ズ ミルックス M35mm F1.4 、これをフルサイズで使いたい!と思ったんです よね。そうするとフィルムで使うしかない。フィルムで使うんだけど色々 と限度がある。うーん、デジでも使いたいと思って、何年待ったんだろ う、2、3年くらい待ったのかな。SONYからのフルサイズ製品を待ってい たんです。ずっと出る出るという噂はあったので、発売を待ってたんです よね。Leicaは高すぎて買えなくて。

[黒田]
そういうことか。待ってたんですね。SONYの今で言うα7シリーズを。

[ハル]
SONY α NEX-7が出るころにフルサイズになるんじゃないかと言う噂が あったんですけど結局ならないで、廉価版のNEX-6が出ても違いまして、 次のNEX-9ってやつがフルサイズになるんじゃないかとまた噂されたんだ けど、結局中々出なくって、ようやく5年前だかにα​ 7R​が発表されて速攻予 約して、買いました。

[黒田]
待望のα7ですね(笑)

[ハル]
予約したはいいんですが、α7Rが発売される直前に​Leica M Typ240​が発表 になって、SONYの7Rも中々出ないし、買っちゃおうかなと思って予約したんですね。ヨドバシで買ったんだけど全然来なくて、半年以上待ちみた いな状態で。予約したことをすっかり忘れてα7Rを買ったんです。

最高ー、これでやっとフルサイズ使えると喜びながら使っていたら、ヨドバ シから電話がきて、はい、ライカが届きましたと(笑)

[黒田]
(笑)

[ハル]
いきなりフルサイズどっちも使える2台持ちみたいな(笑)

[黒田]
Leicaもきちゃったんですね(笑)

[ハル]
それでフルサイズ人生が始まりました。

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