2018年10月25日
[水間]
国内は勿論海外にも行きました。事務所がある香港やフォトツアーでニューヨークにも行きました。
[黒田]
香港にも事務所があるんですか。それは知らなかったです。
[水間]
香港の事務所はインバウンド向けなんですよ。
NYCのフォトツアーもこの10月まで開催中で、もう終わる頃ですね。
[黒田]
結構新しい企画なんですね。企画としては、色々トライアンドエラーをかなり繰り返されている印象を受けます。
[水間]
色々やっていますね。
ニューヨークもそうですし、沖縄や夏のシーズンだけ北海道へのツアーを組んだり色々試作しています。
[黒田]
ああ、写真で拝見しました。
[水間]
僕らが今取り組んでいるコンセプトで 、旅+写真、旅フォトと名付けているんですが、旅行と一緒に結婚式の写真を撮るという価値観を広めていきたいんですよね。
[黒田]
旅先で前撮り写真ですか。それは新しいですね。
[水間]
日本に観光旅行にきて写真を撮って帰るというインバウンドがやっているようなものです。
[黒田]
たしかに、外国人が日本にきて写真を撮って帰るのは当たり前のことですよね。
[水間]
旅行先での写真って一層特別なものになると思うんです。
その土地自体が2人にとって思い出の地になりますから。
[黒田]
旅行先でしっかりした前撮りの写真を残せるのは嬉しいでしょうね。写真集のロケにでも来たかのような気分になれそうです。
旅行中フォトグラファーは付きっ切りなんですか?
[水間]
そういうわけではないです。それはプランによります。でも大体インバウンドの人だと1日くっついていたりすることもあります。
[黒田]
そうすると新婚さんと一緒に旅行するような感じになるんでしょうか?
[水間]
基本的には現地の店舗に来てもらい、撮影ロケして店舗に戻って来て解散です。
ただ、店舗がないところにどうしても行きたいとお客さんから要望があれば全国どこにでもいきます。
[黒田]
それは例えば、長野で撮りたいと言われたとしたら東京からついていくんですか?
[水間]
全然行きますね!一緒に行って一緒に撮って一緒に帰ってくることになります。
[黒田]
そんなこともできるんですか、すごくユーザーフレンドリーなんですね。
お客さんに相当寄り添ったサービスというか。このプランでこの場所でという訳ではなく、要望があれば合わせることが可能だということなんですね。
[水間]
そうですね、できるだけ寄り添いたいという想いがあります。やりたいことがあれば全然やるよというスタンスでいますね。
ただ所属フォトグラファー全員が対応できるという訳でもないので、勿論基本のプランというものはありますが。本当はもっともっと寄り添ったサービスを増やしたいですね。
勿論お客さん全員がそういう要望を持っている訳ではないですが(笑)
[黒田]
確かにそうですね(笑)
自分に当てはめても結構写真を撮られるのって恥ずかしいと感じてしまいそうです。
[水間]
僕の感覚でもそうですね(笑)
結構日本人自体がそうですよね。海外の人は写真撮られることが大好きですが。
[黒田]
それはすごくわかりますね。撮られるのが当たり前というか、文化の違いを感じる時があります。ノリが全然違いますよね。ただ結婚式の前撮りで写真を撮られるという行為は日本にも根付いていると感じます。スタジオ、写真館のイメージではありますが。
[水間]
そうですね。もう当たり前になって来ましたよね。
正直僕の本音としてはそれが写真館であってもいいと思います。大前提としてとにかく写真を撮ったほうがいいということですね。
[黒田]
なるほど。なんであっても。
[水間]
そうです。記録は残しておいたほうがいいというのは最近凄く感じています。
残るものって結局写真なので。
[黒田]
そうですよね。
[水間]
写真ってやっぱり強いんですよね。
僕らが今インバウンド向けにやっている試みに、色んな国の人から多数の問い合わせがくるのって写真だからこそだと思うんですよね。
[黒田]
なるほど。
[水間]
見たらわかるし、世界共通じゃないですか。
[黒田]
そうですね、共通言語でもあるといいますか。
[水間]
その写真が綺麗かどうか、いいかどうか、その写真を見て見た人の心が振れるかどうかですよね、結局は。
そういう意味では写真というツールで凄くラッキーだなと思っています。
[黒田]
写真に対して誠実というか真摯にいいものを撮ろうというフィロソフィーが会社全体であるからこそなんでしょうね。
そこはぶれていないといいますか。なるほど。
[水間]
寄り添い足りないですけどね(笑)スタッフにはもっと写真に対して寄り添って欲しいです。
[黒田]
いやいや(笑)
だからこそこの17年間でここまでの規模になったのはその理念が根底にあるからなんでしょうね。
企業としてというか、利益最優先で機械的にやっていたらこうはなっていないといいますか、文化を変えるというレベルまでには至っていないと思うんですよね。
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2024年10月25日 発行
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