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きっかけは、ただ知りたいという探究心だった

きっかけは、ただ知りたいという探究心だった

2018年3月29日

今までの経歴

8

[黒田]
桂林で雲海を撮れた事から、実際に写真を撮るまでの色々な行動に入っていったんだね。それで中国とか行って撮って、最終的に東京カメラ部10選*に選ばれたと。
そういえば ナショナルジオグラフィック では賞か何かを取っていたんだっけ?

[Kyon.J(きょんきょん)]
コンテストの中に、毎週何十枚か選ぶものがあってそれに三週連続で選ばれたりはしてた。別に賞とかは取っていないんだけど、SNSでいっぱいシェアしてはもらってたかな。

[黒田]
すごいね。そういうコンテストとかには出さないの?

[Kyon.J(きょんきょん)]
2016年は出したよ。ファイナリストみたいなもので止まって賞は取れてなかったんだけど、桂林で撮った一枚をインスタグラムにアップしたら100万以上のいいねがきた。

[黒田]
ちょっとバズったんだね。そもそも、きょんきょん、インスタグラムやってたんだ。

[Kyon.J(きょんきょん)]
何十枚しかインスタグラムに写真はアップしてないけどね。あの一枚の写真がいろんなアカウントにリツイートされて、そこから何百人のフォロワーとかに紹介されて…って感じで最終的に100万いいね位あった感じ。それでちょっとバズった事で問い合わせがきたりとか、取材、インタビューが来たりしたんだよね。桂林シリーズもちょうど2回行ったから、雲海バージョン、霧バージョン、人バージョン、牛バージョンとか揃った感じで紹介されやすかったんじゃないかな、それで記事化されたりとかもしたよ。

[黒田]
それで世界的にフィーチャーされるようになったんだ。

[Kyon.J(きょんきょん)]
そうだね、怒涛に色んな国から問い合わせが来たなあ。
そんな中で、ソニーの公募展があったから、応募してみたら受かったの。その後、内モンゴルで撮った馬の写真がカメラ部10選に選ばれて、その年が2016年12月かな?その10選の発表があった。その時カメラ部の展示や撮影のスケジュールも相まってソニーでの個展は、色々調整してもらって、7月になったんだけどね。それが初めての個展だった。

12カメラ部10選に選ばれた作品

[黒田]
なるほどね。カメラ部10選になる前から公募展は決まってたんだ。

[Kyon.J(きょんきょん)]
個展 が決まったからにはもっと撮らないといけないっていう気持ちも益々強くなって、福州の後は年末、雲南の棚田撮りにいろんな角度から撮っては連写してバランスを見極め…こだわって撮影した。この時の撮影エピソードは 以前ヒーコで書いた記事 で紹介してるから省略するけど、結果的にこだわり抜いて自分が求めていた感じのものをきちんと撮ることが出来たんだ。

[黒田]
最初に話していたカメラ分かりませんの話と、執念が違いすぎるじゃん。「この絵を撮りたい」っていうビジョンがあった上で行くようになったって事だよね。それって前回のスイッチが入った時の経験から一気に写真に傾倒しちゃったって感じ?

[Kyon.J(きょんきょん)]
そう。写真が撮りたい、というか「作品を作りたい」という気持ちの変化が現れた。展示のためというのもそうだし、もっと自分の納得が行く写真を撮りたいと思って。さっきの馬の写真は結構その一つのターニングポイントで、今まで水墨風にしても敢えて黄色味残したりとか、完全にはモノクロにはしていなかったんだけど、馬の写真は初めてモノクロでいけるかもと感じた一枚で、そこから福州いったときは鉛筆のような昆布畑もモノクロで表現してみたりとか、写真って色んな表現あるんだなって感じたの。

14福州の昆布畑

[黒田]
幅がどんどん広がっていってるね。

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