2023年12月18日 PR
現在、世界100以上の国や地域で愛飲されている『シーバスリーガル』。スコットランド生まれのブレンデッドスコッチウイスキーで、日本では7アイテムを展開しているが、この9月に『シーバスリーガル ユニティカスク 12年』を日本限定で発売。フレンチオークと日本原産のミズナラという2種類の樽材を使用したというトピックが話題を呼んだのは記憶に新しいところ。
このニュースに合わせて、ディレクター オブ ブレンディングを務めるサンディ・ヒスロップ氏が来日。今回は、この特別なシーバスリーガルの開発背景などについて話をうかがった。
|2種の樽材をひとつの樽に用いたのは、スコッチウイスキー業界でも初の試みとか。開発のきっかけは?
もともとは試験的なプロジェクトとして始まりました。個人的には、ミズナラとフレンチオークは、それぞれの新樽から得られる味わいがとても好きなので、ならば組み合わせてみようかと思ったのです。
|開発過程のエピソードを教えていただけますか。
フレンチオークとミズナラの比率を変えながら、ウイスキーに与える影響を調べました。すると、ミズナラの影響の方が強いことに気づいたんです。そこで、フレンチオークを多めにしてみると、これがあまりにも美味しかったので、ぜひ商品化したいと考えたわけです。
|ふたつの樽材を使うこと以外に、何か特徴はありますか。
ウイスキーづくりはブレンドしてからフィニッシュさせるのが一般的ですが、今回はバランスを整えるために、モルトとグレインを別々にユニティカスクでフィニッシュさせてブレンドするというかなり珍しい手法を採用しています。
|そうして完成したユニティカスク 12年は、どんな味わいに仕上がりましたか。
シーバスリーガルらしさのひとつであるオーチャードフルーツ系の甘みは健在ですが、今回は特に洋ナシやピーチ、そして蜂蜜のような香りが豊かに感じられます。個人的には、少しだけ加水するか、または大きめの氷をひとつ入れて飲むのがオススメです。私は、この日本滞在中にハイボールで飲んでみようと思っています(笑)。
|ミズナラと言えば、2020年にはやはり日本限定で『シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスク フィニッシュ』を発売していますね。
はい、日本の皆さんへの贈り物として発売しました。通常の18年はダークチョコレート的な風味ですが、こちらはジンジャービスケットのスパイシーな味わいが特徴で、氷と炭酸との相性もよいのでストレートのほかハイボールもおすすめですよ。また、ミズナラ樽は与える影響が大きいので、通常の18年との飲み比べも楽しいと思います。
|販売までに12年、18年と時間がかかる商品ですが、目まぐるしく変化する世界情勢の中、どのような思いでウイスキーを開発していますか。
商品化する12年後、18年後の消費者の好みを完璧に把握することはできません。しかし、実験的なカスクでの熟成を積極的に行うことで、よりモダンな味わいを創り出すことはできます。その時々の消費者が求めているような味わいを実現するために、常に挑戦を続けたいですね。
|シーバスリーガルが日本で人気が高い理由は、どんなところにあると思いますか。
自分のチームにいつも話していることなのですが、クオリティを追究することは当然として、その味わいを常に維持、コントロールすることも非常に重要です。他の国と比べて、日本の消費者はかなり繊細なところまで味わいを理解しようとする姿勢が強いと感じています。私たちの商品の特徴、味わいを深く理解してくださっているからこそ、人気が高いのだと思います。
|現在も試行錯誤の日々が続いているかと思いますが、今後の展望は?
シーバスリーガルは、どんな時もイノベーションを大切にしています。現在、社内では75件のプロジェクトが同時進行していますが、ひとつ残らず成功させなければならないわけではありません。失敗してしまっても、そこから何かを学んで次に活かせばよいのですから、プレッシャーはありません。私たちは、シーバスリーガルらしい安定した味わいだけでなく、常に新しい何かに挑戦していることをぜひご理解いただきたいですね。
|日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
仕事柄さまざまな国に行きますが、日本人の繊細さにはいつも驚かされます。これまでの味わいを継承しつつ、革新的な商品を誕生させることが私の使命ですので、今後の新商品にもご期待いただければと思います。
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2025年03月28日 発行
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