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オメガ3脂肪酸たっぷり、亜麻の種=アマニの可能性

オメガ3脂肪酸たっぷり、亜麻の種=アマニの可能性

2019年9月26日 PR

なぜ「亜麻」は古代の昔から愛されてきたのか
近年の研究で明らかになった栄養成分の数々。亜麻の種=「アマニ」が宿すヘルスケアサポート力とは。

見た目はゴマのようだが、粒はひと回り大きい。風味は非常に香ばしく、プチプチした食感が特徴。アマニ(亜麻仁)は、英名「フラックス」、和名で「亜麻」と呼ばれる植物の種子のこと。欧州では石器時代の遺跡で発見されているほど歴史は古く、エジプトでは紀元前3000年〜2000年ごろには栽培されていた形跡があるそうだ。茎の繊維で布を作り、ミイラを包むのに利用されていたのだとか。

シーツやテーブルクロスなどの布地を指して「リネン」「リンネル」と呼ぶが、これは亜麻の学名が由来。種は食用として重宝され、搾った油も広く利用されてきた。このように、人類とは馴染み深い関係を築いてきたのだが、栄養学が進んだいま、再び脚光を浴びている。

ゴマをも凌ぐ栄養の宝庫!?アマニを構成する驚きの成分

近年の研究で得られた各種実験データから、ゴマをも凌ぐ栄養を宿すことが証明されているアマニ。さまざまな健康&美容効果を助けるチカラが注目を集めている。中でもよく語られているのが、香ばしい風味とともに含有する3つの栄養成分。即ち、「α-リノレン酸」と「アマニリグナン」、そして「食物繊維」だ。

軽く眺めてみよう。まず、α-リノレン酸は、オメガ3脂肪酸と言えばピンと来るかも知れない。体内では作ることのできない必須脂肪酸のひとつで、摂取すると一部がDHAやEPAに変換されることが確認されているという。魚油に含まれるこれらの成分は、あの「青魚ブーム」の火付け役ともなったので、ご記憶の方も多いだろう。青魚の摂取量が増えにくい現代人の食生活においては、何とも頼もしい存在となるわけだ。

続いて、アマニリグナン。植物に含まれるポリフェノールの一種で、女性の身体に欠かせない有用性を持つとされる「大豆イソフラボン」と似た働きがあるとか。食物繊維については説明不要だろうが、見逃せないのはその含有量。アマニは、何とゴマの2倍前後にもあたる約24%が食物繊維でしかも、水溶性と不溶性をバランスよく含んでいるのだそうだ。

子どもたちに、女性に、シニアに広く健康づくりに役立つアマニ

これらの栄養成分は、現代の健康づくりに欠かせないものばかりだ。α-リノレン酸やアマニリグナンは、いわゆるスムーズな体のリズムをサポートするとされている。また、α-リノレン酸はブドウ糖に代わるエネルギー物質「ケトン体」の源となることでも知られているが、これはDHAやEPAとともにクリアな毎日を助けると考えられている。つまり、高齢者や就学児童の食生活を支える食材となり得るわけだ。

また、食物繊維のスッキリ作用はよく知られているが、加えてα-リノレン酸は健康的な体づくりにも役立ち、アマニリグナンは前述の通り女性の身体を支える働きも持つとされるので、美容が気になる女性や中高年の女性にもおすすめ。加えて、産後や成長期の栄養補給まで、子育て中の家庭の心強い味方にもなってくれる。

2015年末に文部科学省が発行した日本食品標準成分表(7訂)に「あまに油」「あまに いり」として追加されて以来、各種メディアでも話題のアマニ。乳幼児や育ち盛りの子どもたちや美容に励む女性たち、活力源を求めるビジネスパーソンから健康を願うシニア世代まで、ぜひ毎日に採り入れてみたい食材と言えるだろう。


取材協力/日本製粉株式会社

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