2022年2月25日 PR
社内だろうが、自宅やコワーキングスペースだろうが、常にPCと顔を突き合わせている私たち。ワープロ・表計算・プレゼンソフトの3点セットの時代から劇的に進化し、多様な思考法が可能になった…ことは確か。それは間違いないのだが。
キーボードとマウスがあれば何でもできる一方で、「考えを巡らせ」「ひとつのアイデアへと行き着き」「別案を派生する」過程が窮屈に感じることはないだろうか。「デジタル思考」はあくまで言葉のアヤで、我々は今もアナログなまま。机に広げた1枚の用紙で収束と拡散を繰り返し、逸れに逸れた脇道の落書きから突然、脳に電流が走るあの感覚が懐かしくなったり。
自由奔放、縦横無尽でフリーハンド。昔の「紙の上での自分」を再評価する向きが増えているのか、いま、とある製品が静かに注目を浴びている。
クリエイター御用達の『図案スケッチブック』や『クロッキーブック』で名高い百年企業・マルマンが展開するビジネス用ノートブランド『ニーモシネ』は、来期で20周年を迎える。発足当時は、すでにペーパーレス社会が本格的に叫ばれていた時期。デジタル化の荒波の中で船出し、ブランド存続どころか勢力を増しているように見えるのは、ひとえに人間の「書く力」「考える力」を信じてきた賜物と言えよう。
ひと目見たら忘れない2種の画紙の意匠性に対し、ビジネス用の筆記用紙であるニーモシネはブラック&ゴールドのシックなデザイン。無地・横罫・方眼罫という目的別のフォームを多様なサイズに展開するほか、切り離せるミシン目など便利な機能性もプラス。シンプルなメモからリングノートやノートパッド、ダイアリーまでスタイルも豊富に展開している。
特筆すべきは60年超の歴史を誇る自社オリジナルの紙質だ。指先で触れると実に滑らかで、筆記具を選ばない上質さ。万年筆は引っ掛かりなく優雅に流れ、マーカーなら発色よく、裏写りもせず。スケッチブックやクロッキー帳はデザイナーや建築家など膨大な数のクリエイターが愛用しているが、なるほど、彼らがキャリアを通して同社を離れない理由がよく分かる。
ニーモシネは、現在まで順調にアップデートを繰り返している。2008年発売のノートパッドと専用ホルダーが翌年の日本文具大賞デザイン部門でグランプリを獲得し、2014年に現行デザインへリファイン。2018年にはあのニューヨーク近代美術館のデザインストアでパッド製品3アイテムが採用され、翌年のブランド15周年では世界的な筆記具ブランドらがコラボに参画。AI&DX時代を逆行する紙製品ながら、このまま突き進みそうな頼もしさは、同社製品共通の特徴でもある。
「創造的な仕事のサポート」を標榜するニーモシネ。かつての思考力や発想力、企画力を取り戻すなら、ノートPCやタブレットとの併用がオススメだ。
デジタル全盛の時代でも、クリエイティブワークの出発点はいまも紙。管理職や営業職、事務職の方も図案スケッチブック(左)やクロッキーブック(右)に一度や二度は見覚えがおありのはずだが、実はどちらも同じ会社が作っていることはご存知ない方が多いかもしれない。1920年創業のマルマンは、当時から「書くこと」「描くこと」にこだわり続けている。1950年代後半からオリジナル用紙の開発を続けており、現在では「マルマンペーパーシリーズ」をワイドに展開中だ。
マルマン株式会社
https://www.e-maruman.co.jp/
東京都中野区中央2-36-12
TEL.03-5925-6150
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2024年10月25日 発行
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