2023年12月6日 PR
事前の予想に反し、大会期間中は社会現象となるほどの大成功を収めた2019年のラグビーワールドカップ日本大会。見事にプール戦を突破した日本代表の激闘が感動と熱狂を呼び、それまで知らなかったラグビーという競技自体に魅せられた人も続出。早いものであれから4年、今年はフランス大会が開催されたが、当時の楽しさを思い出した人も多いのではないだろうか。
西の聖地こと花園ラグビー場(東大阪市)をはじめ各地のパブリックビューイングが賑わうなど、再び日本代表の活躍に沸いた今大会。プール戦では最終戦でアルゼンチンに敗れ、惜しくも2大会連続の決勝トーナメント進出は逃した。それでも強豪相手に一歩も退かず、先行されても果敢に追いつき、時に気迫で圧倒するシーンがファンを魅了。前大会に続く堂々たる戦いぶりで、SNSでも「ナイスゲーム」など選手たちを労う言葉がトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せた。近年のラグビー人気を象徴する世界最高峰を目指すリーグが開幕。
過酷な練習で鍛え抜かれた重量級のラガーマンたちが、あの特徴的な楕円形のボールを追って肉弾戦を展開するド迫力の球技。格闘技と見紛うパワーとサッカー選手のようなスピード、そして高度な戦術の頭脳戦まで絡み合うラグビーは、1820年代の英国が発祥とされる。日本でも長い歴史を誇り、ご存じ早慶戦は来年で100回目を迎える。
大学スポーツとしての人気と並行して社会人リーグも発展してきたが、2003年に全国リーグが幕を開けてからの進化ぶりは特に目覚ましい。2015年のラグビーワールドカップイングランド大会で南アフリカ共和国を相手に歴史的な勝利を飾り、4年後の日本大会で人気が爆発。そして2022年1月、世界最高峰を目指すリーグを刷新する形で満を持しての新リーグが開幕した。
そして来月、『ジャパンラグビー リーグワン』は3年目のシーズンが始まる。今回は、ラグビーワールドカップ2023の感動をそのまま引き継いでくれる同リーグの魅力を簡単にご紹介したい。
4年前のラグビーワールドカップ日本大会では、試合中継や関連記事などの要所にルールや観戦ポイントの解説が挟まれた。おかげで、ラグビーに触れる機会のなかった入門者もあの熱狂を共有できたのだが、複雑そうに見えて意外に分かりやすいと感じた方も多いことだろう。
楕円形ボールの争奪戦から、攻撃/防御の力技と駆け引きへ。長短のキックにタックル、ラックやモールの密集戦、そして正確なパスからの興奮の得点シーン。選手の個性もそのスキルも、さらにはプレーのアイデアも多様なラグビーは、あの有名な「ワンフォーオール、オールフォーワン」のフレーズに象徴される通り、仲間との絆や自己犠牲の精神など観る者を揺さぶる要素に溢れる。最近はどんなスポーツでもフェアプレーが重視されるが、敵も味方も関係なく敬意を表する試合後の爽やかな「ノーサイド」の風景は、私たちがスポーツ観戦に求める感動そのものだ。
そんなラグビーの醍醐味は、最高峰の舞台で濃厚に味わえる。12月9日に新たなシーズンが火蓋を切る『ジャパンラグビー リーグワン』は、2022年に発足した日本ラグビー界の最高峰リーグだ。世界最高峰を目指すという明確な目標を掲げる一方、参加チームはホストエリアを名称に示すという地域密着性を両立している点が特徴。日本のトップ選手はもちろん、海外の名選手たちも続々と参戦する中で沸き上がる熱量がファンに伝わり、さらにはラグビーワールドカップ2023の余韻も手伝ってさらなる盛り上がりを見せそうだ。
今年は全23チームが参戦し、ホスト&ビジターシステムが採用されている。リーグはディビジョン1~3の3部制が採られ、トップ12チームが文字通りの激闘を展開するディビジョン1は、6チームずつAとBの2つに分かれ、カンファレンス外の6チームとの1回総当たりの交流戦を含めて全16試合を戦う。レギュラーシーズン終了後は、上位4チームが対象のプレーオフで優勝を決める。
もちろん、ラグビーワールドカップ2023でも大活躍した日本代表選手たちが参戦しているので、世界レベルの高度なプレーを満喫できるのが魅力だ。リーグ自体はまだ3年目だが、前身である社会人リーグ『ジャパンラグビー トップリーグ』時代から含めると、今年でちょうど20年の実績を持つ。
冬にスタートするリーグワンは、春にプレーオフトーナメントを迎えることになる。初年度はシーズンを通じてコロナ禍の影響を受けたが、昨シーズンの盛り上がりは最高潮へ。9月に開幕するラグビーワールドカップ2023の直前ということもあって、特に5月のプレーオフには注目が集まった。
国立競技場で行われた決勝戦では、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが連覇を目指す前シーズン王者の埼玉パナソニックワイルドナイツを17対15で下して初優勝。スコアからお分かりの通りの大接戦で、トライランキング2位の木田晴斗選手の逆転トライをスピアーズが守り切って試合を決めた。リーグを代表する大型フォワードを擁し、シーズンの総得点がディビジョン1で唯一の600点台に達したスピアーズが、その実力を改めて証明した格好だ。
W杯の余韻に浸る中での開幕となる、今シーズンのリーグワン。グラウンドの外に目を移せば、現在は4チームが新規参入を申請中で、来季には最大で3チームの参入が見込まれるなど、明るい話題に満ちている。というわけで、次ページでは参加チームと有力選手について、シーズン直前情報としてお届けしよう。
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2024年10月25日 発行
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