2017年12月14日 PR
詳しい方には釈迦に説法となり恐縮だが、スーツのスタイルを大きく分けると、イギリスとイタリアの2つの潮流がある。英国は肩パッドがしっかり入り、より構築的に仕上げられている印象。一方のイタリアンスーツは、肩パッドが薄目でソフトな雰囲気を作りやすい。私たちが思い描くする両国のイメージがほぼそのまま出ている点は、何とも興味深い。
両者に「格」の違いはないので、選ぶ基準は好みや用途でOKだ。強いて言えば、日本人が感じる「粋」の概念は、英国紳士が好む「アンダーステイトメント(控えめ)」に通じるかもしれない。お洒落感ではイタリアンだが、トラディショナルなスタイルを自分の個性に採り入れるならブリティッシュがおすすめとなる。
紳士服の世界でミスタークラシックとも称されるジェレミー・ハケット氏。あのサヴィル・ロウのテーラーとして鳴らしたジェレミー氏が、1983年に創業した名ブランドが「ハケット・ロンドン」だ。テーラーリング技術とヴィンテージクロージングから得た膨大な知識を反映させたコレクションは絶大な支持を集め、その美と着心地は瞬く間に「スタンダード」の一角を占めるに至った。
イギリスらしい正統派の仕上がりを得意とする同氏だが、英国人のもうひとつの側面であるユーモアとモダニズムがミクスチャーされているのが特徴だ。ロープショルダー、パンツのテーパード、ポケットなどは絵に描いたようなブリティッシュスタイルが味わえる半面ターンナップカフス、あるいはバッキンガム宮殿の近衛兵の軍服からインスパイアされた2オン2の袖釦など、遊び心も満載。袖を通してみると意外に親しみやすいことが分かるのだが、その奥にはプロも唸るような仕掛けが隠されている。これこそが、ハケット ロンドンを着る愉しみなのだ。
生地の品質、スマートなデザイン、大人ならではの遊び心。絵に描いたような英国スタイルを実現可能にできる。「自分に似合うのか」という心配もご無用。
スーツ 140,000円(税別)
さて、日本では昨年、アジア最大規模となる旗艦店「ハケット ロンドン 銀座」がオープン。ビジネスパーソン待望のブティックとあって、大いに話題を呼んだのは記憶にも新しいところだ。
同社のスーツの素晴らしさを手に取れるのもさることながら、知識豊富なスタッフが勢揃いしている点も見逃せない。顧客の希望を最優先に考えてくれるのが持ち味で、既製のスーツにもひと味加えてくれる余裕感がたまらない。自分のスタイルから逸脱しないシルエットを考えたい人には嬉しい姿勢だ。
テーラーメイドでは、専任スタッフが常駐している点もポイントとなる。細身のスーツやジャケットが欲しい時も、単に細く見せるだけでなく、快適でスタイリッシュに見える着こなしまで考えてくれる。とにかく「一緒にスタイルを作る」感覚が心地よい。
世界の定番品を手に取って検討できるだけでなく、自分の課題の解決まで付き添ってくれるとあって、早速リピーターが続出しているというハケット ロンドン 銀座。何でもネットで買えるこの時代にリアルのストアまで足を運ぶ理由は、品質とサービス。ビジネスの参考にもなりそうな店舗と言えよう。
HACKETT LONDON GINZA
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座1F
TEL.03-6264-5362
営業時間/11:00〜21:00
https://jp.hackett.com/
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2024年10月25日 発行
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