2024年3月29日 PR
日本勢の快挙でも大いに盛り上がった第96回アカデミー賞。その華やかな授賞式では、受賞作に関わった監督や俳優たちが晴れやかな笑顔を見せてくれたが、快挙に酔い痴れたのは映画関係者だけではなかった。
ドルビーシアターで執り行われるセレモニーでは、赤と白のワインが振る舞われるのが通例となっている。今年、グラスに注がれたワインは、昨年に続き『クラレンドル』の「クラレンドル ボルドー・ルージュ」と「クラレンドル ボルドー・ブラン」。フランスの歴史あるワイン・グループである『ドメーヌ・クラレンス・ディロン』が手がけるクラレンドルは、2024年には2年連続でアカデミー映画博物館の公式ワイン・パートナーに就任。ガバナーズ・ボールでのイベント、アカデミー映画博物館でのオスカーナイトをはじめ、あらゆる関連イベントでクラレンドルのワインが花を添えた。
今年はクラレンドルに加え、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンのワインに焦点を当て、希少なラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン2017や、ドメーヌで生産された最高のセカンドワインの1つであるラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオン2010が振舞われた。正統派ボルドーでありながら親しみやすさを備えるワインを目指してきたクラレンドルが第95回及び第96回のアカデミー賞セレモニーの場を独占したことには、世界中のセレブリティをはじめ多くのワイン愛好家たちが快哉を叫んだことだろう。そこで今回は、各賞の受賞者たちとともに祝福を受けることとなったクラレンドルとドメーヌ・クラレンス・ディロンの魅力について、駆け足で眺めてみたい。
©︎ A.M.P.A.S
フランスの歴史あるワイングループとして名高い家族経営企業「ドメーヌ・クラレンス・ディロン」が手がける「クラレンドル」は、同地で7,500を超えるとされる生産者の頂点であるシャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの血統を受け継ぐボルドーワインだ。ルクセンブルク大公国のロベール皇子によって生み出されたワインファミリーで、名称は殿下の曽祖父であり1935年にシャトー・オー・ブリオンを買い取ったクラレンス・ディロンにちなんだもの。現在も会長兼CEOを務めるロベール皇子の指揮のもと、ドメーヌ・クラレンス・ディロンは、シャトー・オー・ブリオンに加えてシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン、シャトー・カンテュスという3つの優れたシャトーを擁するまでに成長している。
周辺事業の躍進ぶりも目覚ましい。たとえば、2015年にパリで開業したレストラン「ル・クラランス」は、格別のエレガンスと独創性を体現し、2017年からミシュランガイドで2つ星を獲得、3年連続で「世界のベストレストラン50」に選ばれている。また、同年にオープンした優れたワインやヴィンテージを取り揃える高級ワインショップ「ラ・カーヴ・ドゥ・シャトー」も優れたワインとヴィンテージを提供し、その後、店舗を拡大している。
ドメーヌ・クラレンス・ディロンは、ワインの醸造学とガストロノミーの分野に卓越していることを特に高く評価されてきた企業だ。同時に、プロの映画脚本家としても確かな経歴を持つロベール皇子の哲学を吸収し、早くから芸術の支援者として積極的に活動してきた。
クラレンドルは、フランス人の生活信条を示す哲学「アール・ド・ヴィーヴル(生きることは芸術である)」をモダンに表現するワインファミリーとしても知られる。シャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの経験豊富なチームが、ボルドー全域から厳選されたワインのブレンド工程を監督。ボルドーのテロワールを体現し、バランスとエレガンスに重点を置いた緻密なブレンドを行う。そして熟成を経て、理想的な時期に達して初めて世に出される。つまり人々が手にするときは飲み頃となるよう計算されているのだ。
第96回アカデミー賞のセレモニーでハリウッドスターたちに振る舞われたのは、赤ワイン「クラレンドル ボルドー・ルージュ」と、白ワイン「クラレンドル ボルドー・ブラン」だ。クラレンドルボルドー・ルージュは、誕生から今日まで世界のワイン愛好家から高く評価されてきたクラレンドルのフラッグシップで、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランで構成された果実味と上品なアロマが特徴だ。シャトー・オー・ブリオン譲りの上品でフルーティーな芳香はカシスやラズベリーを思わせるもので、シルキーな滑らかさ、豊富なタンニンの熟成感がありながらも重すぎず、多様な料理に合わせやすい点も魅力。そのぜいたくな造りとバランスのよい味わいにも関わらず、手に取りやすい価格設定がなされているので、ボルドーの真髄を凝縮しつつも日常的に楽しめるワインファン待望のデイリーボルドーと言えよう。
一方のクラレンドル ボルドー・ブランもまた、優れたボルドー白ワインのお手本のようなワインと言える。セミヨンとソーヴィニヨン・ブランの完璧なブレンドで、年によってはミュスカデルを加えることもある。グレープフルーツやアカシアのような濃密なアロマ、桃やアプリコットのピュアな果実味。ミネラル感、フルーティーさと爽やかさの感じられる、気品あふれる仕上がりとなっている。その繊細な風味は、フレンチだけでなく和食にもよく合うので、幅広い食のシーンで楽しむことが出来る。堅苦しさとは無縁の懐の広さもまた魅力的だ。
今回は映画界最大のイベントで脚光を浴びた形だが、クラレンドルは映画や人気番組、『エミリー、パリへ行く』のシーズン2&3、メリッサ・マッカーシー主演の『ジーニー(原題)』などでも多用されている。アカデミー賞で話題を攫う前年の2023年だけでも20作近くの映画や番組に「出演」し、多種多様なテーブルを彩った。ハリウッドの巨匠や名優を満足させる味わいを持ちながら、気軽に栓を開けられるボルドーワイン。2年連続の快挙によって、その名声はさらに高まることになりそうだ。
地元ワイン生産者とのパートナーシップのもと、ボルドー全域から厳選する形で集めたぶどうは、ドメーヌ・クラレンス・ディロンの精鋭チームのサポートを得て事業本部長のナタリー・バソ・ドウォーキンが自らブレンド。大切なのはバランスとエレガンス、そして複雑さだが、そこに画一的なレシピはない。ぶどう栽培家がヴィンテージごとに生み出す最良区画の特性を最大限に反映するために、ブレンド比率が毎年見直されるからだ。
手軽なボルドーを標榜するクラレンドルだが、店頭に並ぶまでの工程には一切の妥協がない。独自の製法と徹底した品質管理が守られていることが証明されているからこそ、アカデミー賞の晴れ舞台に並ぶグラスを満たす権利という栄誉を手にすることができたのだ。手間を惜しまず、長年の伝統と現代的な表現の微妙なバランスのもとに完成の日を迎えるクラレンドル。それは、サヴォア・フェール(職人の叡智)とアール・ド・ヴィーヴル(生きることは芸術である)を体現している。
Domaine Clarence Dillon S.A.S.
https://www.clarendelle.com/ja/
【お問い合わせ】
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TEL:0120-81-3634
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2024年10月25日 発行
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