2018年5月18日 PR
誰もが一度は憧れつつも、「自分の出る幕ではないかな」と諦めていたクルーズ旅行だが、最近、そんな人々が続々と船旅デビューを飾っている…。今年70周年を迎えたイタリアの老舗「コスタ・クルーズ」社によれば、ここ数年、確かに富裕層以上に一般層からの問い合わせの増加が目立つという。もちろん日本国内での話だ。
今回は「初めての船旅」という切り口からクルーズの魅力を眺めてみるが、この「日本国内では」という視点は意外に重要だったりする。制限付きながら日本で海外渡航の自由化が導入されたのは1964年のことだが、すでに「空の旅」の時代を迎えていたためか、欧米人に比べて船旅に慣れる機会が乏しかったと言ってよい。それが証拠に、海外でクルーズといえば昔から身近なバケーションであり、コスタ・クルーズ社も「欧米ではとりたてて高額という印象はない」と断言する。私たちが即座にデッキで寛ぐセレブたちの姿を連想するのは、映画などの影響によるものだろう。
要するに単なる先入観ということだが、固定観念を脱して眺めてみると、船旅は非常に興味深い魅力を有している。
実際にクルーズプランを選ぶ際は、大きく分けて「短期」「長期」の2方向から検討することになるだろう。当然、日数が長いほど航路も延びて、船旅独特の魅力が浮き彫りとなる。それは、「移動時間自体が旅の目的のひとつ」となることだ。
遠方への旅行は、一般的に飛行機と陸路を組み合わせた日程となる。目的地から目的地へと渡り歩くことになるが、この時、フライトや電車・バスの乗車時間そのものは「単なる移動」であることが多い。一方、船旅では、まず「目的地から目的地へ」という概念自体がないと考えてよい。もちろんさまざまな都市に出かけるが、そこは目的地ではなく「寄港地」なのだ。
クルーズツアーでは、寄港地でのミニ観光やオプショナルツアーの時間も用意されている。基本的に手ぶらで下船できるので、現地の世界遺産やご当地食、名所めぐりも、より気楽に楽しめる。だが、それはあくまで魅力の半分でしかない。もう半分は、洋上をゆく船の中で過ごす時間だ。クルーズツアーでは、ほぼ必ず船内泊の日が発生するが、この「船で過ごす」「船で遊ぶ」「船で眠る」こと自体が旅の楽しみとなるのだ。
これは、一般的な温泉旅行をイメージしてみると分かりやすいだろう。温泉に出かけるなら、選んだエリアや宿に関わらず、旅の主目的は「湯を楽しむこと」になる。クルーズも同様で、周遊エリアや寄港先は違っても「船上のひとときを楽しむこと」が前提となるわけだ。
船旅とは、飛行機の効率的な旅とは一線を画す独特の魅力がある。では、その船上ではどんな時間が過ごせるのか。ここからが進化を続けている「現代のクルーズ」のお楽しみとなるので、ざっくりと俯瞰してみよう。
クルーズ船には、規模も設備もさまざまなタイプがある。前述のコスタ・クルーズ社を例に取ると、同社の船は「海の上のイタリア」とも称される。レストランやリラクゼーション施設、エンタテイメントショーなど、まるで本国の街を船上に移築したかのような賑やかさを味わえるのが特徴となっている。
昨年から日本就航中の「コスタ ネオロマンチカ」は、その好例だ。上質さとカジュアルさを併せ持つ同社を代表する客船のひとつだが、内装、演出からサービスまで、非日常的な贅を実感させてくれる。というわけで、ここではその魅力をグルッとひとまわりしてみよう。
イタリア船でのクルーズとなれば、まずは当然「美食」から。優雅で気品に満ちたメインレストランでは、3食ともフルコースが供される。味わい、空間、接客とも地上で「☆」を稼ぐ名店と遜色ないレベルだが、本格ステーキハウスや隠れ家風のダイニングもあるので、食に飽きることはまずないはず。特別な夜以外はイタリアンから和食まで幅広く揃うブッフェレストランや、ハンバーガーなどの軽食を味わえるプールサイドのグリルなどがおすすめだ。
後述するが、ここで特筆しておきたいのは、いくつかの有料エリア以外は「ツアー代金に含まれる」点だ。フラッと入って金額を気にせずに本国水準の食を満喫できるのだから、ある意味では「地上以上」と言えるかもしれない。なお、ナイトライフに欠かせないバー&ラウンジは6か所に設置されているので、その日の気分にあわせてチョイスしたい。
バーでは専属のソムリエが、海上ならではのワインの楽しみ方を演出してくれる。
食前食後の船上ライフのための施設・設備も圧倒的で、一度乗船すれば退屈を感じる余裕などありそうもない。プール&ジャグジーにスパ&サウナ、ジムにフィットネス、屋外ラウンジ。たとえば最後尾に位置する「リドバーモンテカルロ」ならフカフカのラウンジチェアと天蓋付きのカバナが利用可能で、輝く航跡を眺めつつジャグジーに入れば映画の主人公のような気分に浸れること請け合いだ。
また、頻繁に開催されるエンタテイメントショーや各種パーティの数々も記憶に残るだろう。思わず腰が引けるかもしれないが、日本発着プランならスタッフも含めて言葉が通じるので安心。加えて、同じようにクルーズ入門組も多く、参加者と一緒に「同時デビュー」できるため遠慮は要らない。
ほんの一部となるが、船内の雰囲気は写真にて。どこに行っても頬が緩む「ワンランク上」感も人気クルーズ船ならではだ。
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2025年02月28日 発行
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