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糸から創る職人技「LaFabric」のオーダースーツ

糸から創る職人技「LaFabric」のオーダースーツ

2017年3月30日 PR

IT全盛の現代。ショッピングにしても、コラボレーションにしても、互いの顔を見ることなく目的を遂げられるようになった。その反動からか、産地直送の食品が人気を集めるなど、「生産者の顔を知りたい」というニーズも高まっている。最近では木製家具や食器類などでも見かけるようになってきた。

では、着る物はどうだろうか。私たちの身を包んでいるその服が、どこで、誰に、どのように作られたのかを知る機会は少ない。オーダースーツならば、店を訪ねれば縫いを担当してくれた職人が分かるかもしれないが、「生地を織り上げたのは、その糸を作ったのは誰か」となると、もうお手上げだ。

日本では希少な一貫生産

だが、最近では、そうした情報を開示するブランドも出てきた。カスタムオーダーのスーツやシャツを手がける「ラファブリック」の「水の都スーツ」は、百年の歴史を持つ岐阜県の「三甲テキスタイル」大垣工場の技術を採用している。奥美濃、揖斐川水系の天然地下水が湧く大垣市は、古くから「水の都」と呼ばれてきた街。水温変化が小さい地下水と、毛織物の産地である尾州に近い立地から、毛織物の製造技術が発展してきた土地だ。

  • 大垣工場では、一般的な工場で用いられる工業用水を一切使わず、木曾三川からもたらされる地下水を100%使用。しかも、分業体制という繊維産業の常識に抗い、今も糸づくりから仕上げまで全工程を自社内で完結してまで、品質にこだわり尽くすというから凄い。「こんな工場があるのか」と感動せずにはいられない…。

同工場は、紡績や織、そして染色加工までの全工程の一貫生産を可能としている。生地が織り上がるまでを1社単独で行う工場というのは、日本国内で見ても非常に珍しいという。ラファブリックでは、製造者に直接話を聞く3分半ほどのミニドキュメンタリー動画を配信しているので、まずはご覧いただくと話が早いだろう。日本の地方企業には、まだまだ優れた技術が息づいていることを実感できるはずだ。

 熟練職人の技を自宅で注文
LaFabricの「水の都スーツ」を手がけるのは、岐阜県大垣市の「三甲テキスタイル」大垣工場の山内和義氏。無料動画サイト「Vimeo」上で公開されている映像では、工場内の様子とともに同氏の肉声も配信されている。他の伝統工芸系の技術と同様に「後継者不足」の問題にも触れられているので、心して観たい。

さて、「安心の日本製」どころか、その高みにあるとすら言える技術者のノウハウを、オンラインで購入できるサービスを整えたのが、前述のラファブリックだ。同ブランドは、一度店舗で採寸を完了すれば、その後は登録データから気軽に注文できる仕組みを整えている。生地やデザインのバリエーションを追加発注する際は、もう足を運ぶ必要がないわけだ。

商品は、当然「水の都」のクオリティ。工場との直取引なので、動画に映っているあの歴史の薫りに満ちた工場で、まさに「熟練の職人」が造ってくれたスーツやシャツを、自宅のソファに座ったまま注文できるのだ。手触り、着心地はもちろん、単なるオーダーとは有り難みからして違うのだが、それはIT時代だからこその出会いとも言える。

同店は、各地にストアを持つほか、5月21日までの期間限定でみなとみらいにも出店中。日本のモノづくりの真髄に触れるために、まずは採寸に出かけてみたい。


 

LaFabric POPUP STORE クイーンズイースト
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-2
クイーンズイースト 1階
みなとみらい線「みなとみらい」駅直結、
JR線「桜木町」駅より徒歩8分
TEL.045-482-6352
営業時間/11:00〜20:00
https://lafabric.jp

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