2021年1月28日
映画やドラマでの俳優業のほか、バラエティや情報番組への出演、ドキュメンタリーのナレーション、さらには映画やアニメの声優など、マルチに大活躍の八嶋智人さん。来月の主演舞台『喜劇 お染与太郎珍道中』では、主役の与太郎とお役者小僧の一人二役という大役も控える。今回は、充実の仕事の話題のほか、意外なお金の話などプライベートの近況についても伺った。
|八嶋さんと言えばコメディや喜劇のイメージが強いキャラクターですよね。
特に強く意識しているわけではないんですけどね。相手の役者さんとの演技の中でトーンが変わることもありますし。そうした刺激には、できるだけ素直に反応するよう心掛けています。
|演出サイドからの要望も多いでしょうね。
それはありますね。あくまで僕個人の考えですが、役者は自分自身の美意識で動くアーティストと言うよりも、物語に必要な役割を文字通り「演じる」のが仕事だと思います。ですから、常に与えられた役割を全うできるよう、現場の空気に集中しています。集中しすぎて、ついはしゃいでしまうことも多いですけど(笑)。
|舞台にテレビに映画にと大活躍中ですが、それぞれ違いはありますか?
たとえば、映像作品はその場その場が勝負です。舞台はその逆で、長期にわたり一冊の台本で稽古します。それぞれまったく異なりますが、役柄に没頭する意味では変わりませんね。
|稽古と言えば、来月から始まる『喜劇 お染与太郎珍道中』も佳境ですね。
今回は昭和54年の作品の再演になるのですが、令和版としてどうお楽しみいただくかについては、出演者で想いを共有しながら準備を進めています。お染役の渡辺えりさんとは、喜劇の舞台では初めて共演させていただくのですが、二人でやり取りするだけで喜劇的なので自然に演じられます(笑)。僕は関西人なので、東京の喜劇人の粋を吸収できるよう、稽古を通して勉強させていただいています。
|このコロナ禍では、劇場や俳優を支援しようという動きもありましたね。ご自身は、マネーに敏感な方ですか?
お金については妻に任せているんです。でも、最近は社会全体が不安定ですし、今回のインタビューもあって、家計について改めて話し合う機会になりました。
|奥様がしっかりなさっているのですね。
僕自身は、先輩にご馳走していただいて、後輩にご馳走してあげて…という「天下の回りもの」スタイルでしたから。投資を渋らなければ、いつか自分に返ってくるだろうと思って。僕なりの資産運用ですね(笑)。
|では、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
公演をすること自体が大変な時期ですが、その分、役者も強い想いを抱いています。劇場も、ご覧くださるお客様も含めて、全員で安全対策を厳守しております。芝居はライブが一番だと思いますので、ぜひ安心してお越しいただきたいですね。
コート/3万6000円、シャツ/2万4000円、パンツ/2万円
すべてBLUE BLUE JAPAN(OKURA)
会場/新橋演舞場
日程/2月1日(月)~2月17日(水)
作:小野田勇 演出:寺十吾
出演:渡辺えり、八嶋智人、あめくみちこ、広岡由里子、一色采子、宇梶剛士、太川陽介、西岡德馬
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2024年11月29日 発行
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