2020年3月26日 PR
スイスとともに精密機械式時計の聖地として並び称されるドイツ。中でもよく知られているのが、同国の時計産業発祥の地、ザクセン州のグラスヒュッテだ。1845年以来、二度の世界大戦に加えて旧東ドイツの「壁の向こう」の社会体制でも時計を造り続けた小さな町の名は、現在では内部の機構部品の50%以上を現地で生産する時計製造者だけに冠することが許される「称号」と化しているという。
ムーブメントの半分とはかなり厳しい制約だが、中には実に約95%にも達するパーツを同地で生産する企業もある。『ノモス グラスヒュッテ』は、創業から今年でやっと30年を迎えたばかりの時計分野ではまだ「若手」ながら、すでにキャリバー(自社製のムーブメント)の開発に成功するほどの技術力を誇る気鋭のブランドだ。メイド・イン・ジャーマニーへの強いこだわりのもと、ワイマール期に設立された伝説の美術学校『バウハウス』のデザイン精神を色濃く継承。見た瞬間に「なるほど」と声が出る質実剛健を極めた美しいデザインは、OEM頼みをよしとしない品質志向の姿勢と相まって、ドイツ人の支持を広く獲得。政治家や各界の著名人らが好んで着用したことから、その名声がEUへ、そして世界へと広がっている。
わずか3名の時計師たちから始まった時計づくり。この小さな会社が、百年企業の巨星同士が鎬を削り合う欧州の激戦区に割って入ることになるとは、誰が想像し得ただろうか。というわけで、今回は先ごろ発売された日本限定モデルに着目。新型肺炎で大変な時期だが、だからこそ明るい話題で癒されよう。
※写真:「タンジェント ネオマティック 41アップデイト」506,000円(税込)/ ノモスの定番モデル「タンジェント」の最進化型で、直径41ミリのケースに厚さわずか3.6ミリのカレンダー表示付きムーブメントDUW6101を搭載する。自動巻でありながら超薄型のムーブメントなのでノモスらしいスレンダーなフォルムは失われていない。外周にある2つの赤いマーカーに挟まれた数字を読む、というユニークな日付表示が特徴。
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2024年10月25日 発行
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