2024年10月24日
2000年の俳優デビュー以来、映画やテレビドラマ、バラエティ番組やCMなどで幅広く活躍する勝地涼さん。近年は舞台作品への出演も多く、その演技力が各方面から高く評価されている。
来月7日からは、ウーマンリブvol.16『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』に出演予定。宮藤官九郎さんが9年ぶりに書き下ろしたコントの新作で、東京公演は早くもチケット完売の人気ぶり。今回は、今月のテーマ「港区」にまつわるエピソードとともに、舞台への意気込みなどを伺った。
|今回の作品は、久々に宮藤官九郎さんの作・演出ですよね。宮藤さんは、勝地さんのことを「天才」と評しておられるようですが。
天才は、宮藤さんです(笑)。演出はシビアですが、現場では大笑いしながらアイデアをどんどん出してくださったり。勉強になるどころか、もう恩人です。
|今回の出演を引き受けられた経緯は?
少し前に、それぞれ別の作品ですが偶然、近くで仕事していたことがありまして。時間が空いたので宮藤さんの現場に遊びに行って「最近、全然呼んでくれないじゃないですか」と冗談を言っていたんです。その帰り道、「来年の舞台なんだけど」と仕事の連絡があって。呼んでくださっていたのかということで、その場でお受けしつつ翌日に謝罪に行きました(笑)。
|今回はコント作品ですが、舞台としては初めてでは。
そうなんです。大先輩の超大物コメディアンの方とお話しする機会があって、勉強させていただいたところなんです。自分は事前準備しないと落ち着かないタイプなのですが、もっと楽しむことが大切なんだな、と教わりました。
|作品の内容は。
台本を読んだだけで大笑いしました。東京公演は下北沢の「ザ・スズナリ」での上演となるのですが、お客さんが大爆笑になると建物が揺れると聞きましたので、ぜひ体験したいと思っています。
|下北沢は演劇の街ですが、芸能界と言えば港区を思い浮かべる人も多いかと思います。何か特別な想い出などはありますか?
ありますね。若い頃、仕事でお世話になった先輩を食事にお誘いしようということで、超高級店を選んだんです。すると「背伸びし過ぎだよ」と注意されたことがあります。
|よいお店をたくさんご存じなのでしょうね。
僕自身はそうでもないのですが、先輩方にいろいろなお店に連れていっていただいて、貴重なお話をうかがった場所という印象が強いです。中でも西麻布のお店が多くて、あの街に出かけると今でも当時を思い出します。参加メンバーが分からない飲み会に顔をだしたら、僕らの世代だと「西麻布と言えばあのコンビ」のお一人がおられて感激したことがあります。雨は降っていなかったんですけど(笑)。
|では、最後にビズスタ読者へのメッセージを。
今回の作品は、本読みしただけでも体力が削られたので、「実際に動いたらどうなるんだろう」という不安と期待があります(笑)。タイトルの通り、免疫力アップのためにもぜひ思い切り大笑いしていただきたいです。
勝地 涼さん
1986年8月20日生まれ、東京都出身。2000年にドラマ「千晶、もう一度笑って」で俳優デビューし、「永遠の仔」「さよなら、小津先生」「ハケンの品格」や映画「リリイ・シュシュのすべて」「パコダテ人」などに出演する。2005年の「亡国のイージス」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほかの出演作に映画「少年メリケンサック」「銀魂2 掟は破るためにこそある」「マスカレード・ホテル」「サイレント・トーキョー」、連続テレビ小説「あまちゃん」などがある。
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2024年10月25日 発行
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