2018年6月28日 PR
1869年の創業ということは、その歴史は実に明治改元の翌年にまで遡れることになる。激動の真っ只中、あのアーネスト・サトウから直接西洋文化を学んだ(!)三枝與三郎は、築地に西洋小物や輸入食品を扱う店を開業する。これが、銀座4丁目に店を構える「ギンザのサヱグサ」のストアの前身。よって、同社は、来年に創業150年を迎える計算になる。
現在は5代目にあたる三枝亮氏が代表を務める同社は、より現代風に「スペシャリティストア」という位置づけで店舗を運営している。戦後、日本のファッションシーンは激変と多様化を繰り返してきたが、子ども用の製品にも時代性がある一方で、どんな時代であろうとも広く子どもを笑顔にする普遍性が必要なジャンルとも言える。「よい服を身に付けることが子どもたちの成長につながる」という信念を貫く同社は、長く積み上げてきたデザインや縫製の技術を背景に、日本製ならではの手仕事にこだわった服づくりを展開してきた。
ブランドの特徴としては、上品なテイストや適切な品質の確保とともに、親も子も思わず「その気になる」ような楽しさ、ユーモアを重視している点が挙げられる。同社のコレクションは総じてファッショナブルだが、全体的にはシンプルで飽きの来ない印象で、トレンドへの目配りが効いたデザインも多い。対象はゼロ歳から中学生前後までと幅があり、カジュアルからフォーマルまで着こなしのスタイルも多様で、オリジナル商品に加えてインポートブランドも取り扱う。店舗に出かけると、体感的なバリエーション展開はさらにワイドに感じるはずだ。
さて、歴史に目を戻そう。前身の店が築地から銀座に移転したのは1875年のことだが、1923年に関東大震災が発生。この時の被災と再出発を機に店名を改め、業態も子ども服中心の製造・販売に切り替えたそうだが、これを起点としてもすでに95年が経ったことになる。
土地柄は銀座という日本有数の超激戦区、分野は流行り廃りに加えて大手資本の大攻勢に晒される子ども服だ。長寿企業大国ニッポンとは言え、あまりにも厳しい環境でこれほどの歴史を紡いでいるというのは、並大抵なことではない。
長寿の秘訣は、もちろん創業の精神だ。顧客は当然のこと、取引先や協力会社、そして社員の全員がファンになれる子ども服ブランドを創る。そのためには、身体的な成長はもちろんのこと、子どもたち自身の感性や美意識の育成につながる「人としての成長」をサポートしたい。同社のそんな想いは社会貢献活動などにも表れているが、何よりも商品と、それを展示する店舗のフロアづくりからハッキリと感じられる。
子育て中のビジネスパーソンは、ぜひ店舗に一緒に出かけてみて欲しい。子どもたちはきっと目を輝かせ、装うことの楽しみを発見することだろう。平成最後の年を生きる彼らの笑顔で、明治生まれのビジョナリーカンパニーの凄みを学べるはずだ。
SAYEGUSA ザ・メインストア銀座
東京都中央区銀座4-4-4
TEL.03-3573-2441
営業時間/10:30~19:30
http://sayegusa-onlinestore.com/
米国人気ブランドJackery×Jeepのコラボレーションが実現 Bring Green Energy To All. グリーンエネルギ…
記事をもっと見る1908年に創業したフランスの名品〈パラブーツ〉。 特徴であるラバーソールの大部分を自社で製造するほど品質へのこだわりを持つシューズメーカ…
記事をもっと見るセカンドハウスはもちろん、投資・節税対策に!「京都」駅徒歩8分のデザイナーズレジデンス インバウンドが急回復する中、再び内外の観光客が大挙…
記事をもっと見る地下鉄南北線・三田線「白金台」駅を出てすぐの場所に、戦前に建てられたフォトジェニックな歴史的建造物がある。1938年に竣工した旧公衆衛生院…
記事をもっと見る氷にも耐えうるアウター、こだわりの”カナダグース”46617pv
トヨタが提案する車のサブスクリプションサービス43748pv
上に乗るだけで体幹づくり、ドクターエアの威力とは42825pv
2024年10月25日 発行
最近見た記事