2018年2月22日
芸能界屈指のアウトドア愛好家として有名な清水国明氏。シンガーソングライターであり、鈴鹿8耐への出場経験を持つ国際A級ロードレースライダーであり、プロ並みの実績を持つログハウスビルダーであり…と、本業が分からなくなるほど多様な顔を持つ。
ご本人にお話を伺うと、「人生を謳歌しまくり」という印象。どんな心構えでいればそこまで「楽しめてしまう」のか…コツも含めてお聞きしてみた。
| いつごろからアウトドア好きになったのですか。
「小さい頃」ですね(笑)。福井県の山奥で生まれましたので、父が外に出かける時は付いて回って。釣りの時などは、いつも『かっこいいなあ』と憧れたものです。私がまったく釣れなかった場所で、何匹も釣ってしまったりね。本当に、憧れの師匠といった感じでした。
| 清水さんというとログハウスのイメージが強いですが、自分で作ろうとした理由は?
田舎で暮らしていると、「自分でやること」が多いものなんですよ。自転車が壊れたら自分で直しますし、食事も自給自足だったり。そういう環境で育った目で見ても、「家を作る」のはとても面白いんです。1棟を建てると次を建てたくなるので、これまで18棟のログハウスを建てました。
| え? じゅ、18棟!?
仲間と一緒に作業したんですけどね。木の伐採からやって、全部を単独で作ったのは3棟かな。チェーンソーもジェイソン並みに扱えるんですよ(笑)。
| 時間は? 芸能活動と並行していたんですよね?
はい。たった一度の人生なので、「この道一筋」よりもやってみたいことがたくさんある性分なんですよね。
| 実業家の顔もお持ちですよね。
つくづく「事業とお金儲けは違うなあ」と思わされてばかりですけどね。以前、赤字が続いて40人いた社員が4人になったことがありまして。最後まで残った彼らに「好きにやっていいよ」と言ったら、V字回復してしまったんです(笑)。お金儲け優先の考え方ではあり得ない成功でした。
| 残った4人も、任せた清水さんも凄いですね。
「喜びをシェアできる人」がいることの重要さを学びましたね。心から分かち合える人がいれば、モチベーションもこんなに大きく変わるのか、と。
| 今後やってみたいことはありますか?
芸能界、レース界、自然界ときたので、次は経済界ですかね(笑)。お金のことを考えず、お客様に喜んでもらえることだけやって、人生を使い切りたいな。
| 凄いですね…。人生を楽しみ尽くす上でのコツのようなものはありますか?
本当に豊かな人は、好きな事でお金儲けをしている人だと思います。もしそこへジャンプアップしたければ、みんなが喜ぶようなことを好きになればいい。自分だけじゃなく、周りと喜びをシェアすることを考えていたら、それで食べていけるようにもなります。経済的にも好循環を生みますので、ぜひ「人を喜ばせる好きなこと」を考えて欲しいですね。
タレント・歌手・作家・冒険家・実業家
清水 国明氏
1950年、福井県生まれ。
1973年に、原田伸郎とのコンビで「あのねのね」として、「赤とんぼの唄」でデビュー。
国際A級ロードレースライダーでもあり、アウトドア愛好者として有名。2005年、ライフワークとしての「森と湖の楽園」をオープン。
NPO活動として自然のチカラを人の暮らしに生かすビジネスを創出。
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2024年10月25日 発行
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