2024年6月3日 PR
近年のアメリカでは、バーボンの人気が再燃しているという。日本では2009年のハイボールブームから国産のウイスキーの再評価へと進んできたが、米国でも同時期にアメリカンウイスキーへの再評価が大きく進み、バーボンベースのクラシックカクテル「オールドファッションド」やライウイスキー、米国産クラフトウイスキーの需要が急増。現在もトレンドは継続中だ。
最近の上質なバーボンは、「こんなに美味かったのか」と感動するほど上質な味わいが楽しめる。そこで、今回は全米屈指の蒸留所『バッファロー・トレースディスティラリー』について、少し調べてみよう。
その歴史は、実に1773年にまで遡る。禁酒法の苦しい時代も乗り越え、伝統的なクラフツマンシップと新時代の発想を併せ持つバッファロー・トレース蒸留所は、現存する蒸留所としては全米最古とされる。世界で最多の受賞歴を誇る蒸留所としても名高く、たとえばフラッグシップのストレートバーボン「バッファロー・トレース」も過去5年間だけでも実に16の金賞、過去2年間で4つの最高金賞を獲得している。アジア最大級となるウイスキー品評会である東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023でも金賞を受賞するなど、その「戦績」は圧倒的。蒸留所の業績にも反映され、昨年下期の出荷数は前年比で200%以上の伸びを示したという。
先人から受け継ぐ技術を大切にしながらも新たな挑戦にも積極的な同蒸留所。その特徴は、一般的なバーボンの熟成年数は8年が上限とされるところ、それを越える長期熟成を得意としている点だ。バーボンの発祥地である米国中東部のケンタッキー州でも北端に位置する同蒸留所では、比較的涼しい気候の中で断熱効果の高い煉瓦建ての熟成庫を利用。トタン張りの倉庫に比べてコストが跳ね上がり、熟成の速度も遅くなるが、一見は非効率なこの環境がバッファロー・トレースの名声を形成してきた大きな理由となっている。トウモロコシが原料の51%以上を占めるバーボンは独特の甘みが特徴だが、ゆっくり熟成することで過度に甘くなりすぎるのを防ぎ、バーボン特有のワイルドなイメージより上質な味わいへと仕上がるのだという。
バッファロー・トレース蒸留所が製造するバーボンはどれも名品揃いだが、今回はプレミアムクラフトバーボン「イーグル・レア10年」を選んでみた。アメリカの国鳥であるイーグルを商品名に冠するこのブランドは、優美で高尚な味わいが特徴。10年以上にわたり熟成された樽から原酒を厳選して手作業でボトリングを行うため、少量生産とならざるを得ない分、口にした時の感動は格別。バニラやヘーゼルナッツの香りとともにエレガントに漂うバタートフィーのアロマは、一度覚えたら癖になりそうだ。
ややライ比率が高めで、とにかく香りが素晴らしいので、まずはロックやストレートで試したい。その特徴を覚えたら、炭酸に負けない豊かな香りを実感できるバーボンソーダもおすすめだ。また、近年の人気を受け、この秋には「イーグル・レア17年」と熟成に倍の期間をかけた「ダブルイーグル・ベリーレア」も発売予定とのことなので楽しみだ。
購入は酒類を取り扱う明治屋ストアーほか、全国の酒店にて世界のプレミアムバーボンの実力を、ぜひご自宅で。
株式会社明治屋
東京都中央区京橋2-2-8
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2024年10月25日 発行
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