2024年3月28日
名古屋グランパスエイトや川崎フロンターレなどで活躍後、引退後はコーチ業と並行してスポーツジャーナリストとしても活動する元サッカー選手の中西哲生さん。また、ラジオのパーソナリティとしても地位を固め、テレビで観る姿とはひと味違う親しみやすさで支持を集めている。
現在は、TOKYO FMの『TOKYO TEPPAN FRIDAY』に出演中。今回は、新たな活躍舞台であるラジオへの思いを、趣味のゴルフの話題を交えて伺った。
|TOKYO FMの朝の番組『中西哲生のクロノス』を長く務められましたよね。
そうですね。放送初日に軽い気持ちで「10年やります」と話したのですが、本当に10年も続いて(笑)。番組終了後、また声をかけていただけたので、喜んでお引き受けいたしました。
|引退後はテレビ番組に多数出演しておられますが、ラジオはいかがですか。
学生時代から好きだったのですが、自分の放送を聞いたら「あー」とか「うー」とかが多くて(笑)。TOKYO FMのアナウンサーの方に指導していただいて修正していったのですが、個人的にはラジオの方が難しいと感じましたね。
|ラジオの魅力は?
自信を持って話せるようになると、やはり奥が深いですね。『クロノス』は全国38局をネットしていましたので、終了から5年も経過した今でもよく「朝のラジオ聞いていました」「震災の時は勇気づけられました」と声をかけられるんです。ラジオを続けてよかったと心から思います。
|サッカーのご経験がラジオに役立つことは。
それが、たくさんありましてね。サッカーは、常に自分の判断が求められます。ボールと同時に味方と敵の動きにも注意を払い、その上で、ピッチでは予期しないことも起こり得ますので、ひとつ「余白」を用意しておくんです。ラジオも時計と台本、資料を見ながら「ひとつ空けておく」と、不意の事態にも慌てません。本当によく似ているんですよ。
|ゴルフがご趣味とうかがいましたが、サッカーとの共通点はありますか。
ゴルフはストップゲームですから、むしろ正反対かもしれません。要所要所で一度止まってプレイするゴルフは、サッカーより野球と似ています。野球選手にゴルフが上手な方が多い理由だと思いますよ。
|サッカー選手のコーチとしての視点から、ゴルフに活かせることは。
ラウンドではとにかく歩きますが、姿勢を大事にするとよいと思います。人間の身体で一番重いのは頭なのですが、15度前に傾くと、重さが倍くらいになるんです。それを支えようとすると姿勢が崩れて、首が前に傾くので肩甲骨が開き、肩が前に出て巻き肩が進んでしまうわけです。何でもそうですが、意識するポイントをきちんと決めておくと、上達につながると思います。
|読者の皆様にお伝えします。では最後にメッセージを。
初めてのコースで見たことのない景色を見ると、それだけでワクワクしますよね。楽しみながら運動できるゴルフは素晴らしいスポーツなので、スコアにこだわり過ぎずに楽しみましょう。あとは、真面目な話が僕のA面だとしたら、ラジオはB面。『TOKYO TEPPAN FRIDAY』も、ぜひお楽しみください!
スポーツジャーナリスト/パーソナルコーチ
中西 哲生さん
1969年、愛知県名古屋市生まれ。同志社大学経済学部卒業。長くJリーグでプレーし、2000年に現役引退。現在は川崎フロンターレクラブ特命大使などを務める傍ら、TBS『サンデーモーニング』やテレビ朝日『Get Sports』のコメンテーター、TOKYO FM『TOKYO TEPPAN FRIDAY』のメインパーソナリティとしても活躍。多数のサッカー選手を指導するほか、他競技の選手や音楽家らにも指導をしている。
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2024年10月25日 発行
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