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3月放送・配信スタートのWOWOWオリジナルドラマ「ウツボラ」!主演前田敦子が舞台裏を語る!

3月放送・配信スタートのWOWOWオリジナルドラマ「ウツボラ」!主演前田敦子が舞台裏を語る!

2023年2月22日

国民的アイドルグループの中心メンバーとして大活躍し、卒業後は映画やドラマ、舞台などでキャリアを拓いてきた前田敦子さん。先ごろ、3月放送・配信スタートのWOWOWオリジナルドラマで主演を務めることが発表され、話題を集めている。

『ウツボラ』は、中村明日美子の同名漫画を原作とするサイコサスペンス作品。張り巡らされた謎と人間の深部に迫るストーリー、官能的な描写でカルト的な人気を博した傑作で、前田さんが演じるのは、ひとりの小説家の日常と人生を翻弄する双子の姉妹という難役。原作者自身が期待のコメントを寄せる仕上がりだが、ご本人の手応えはいかに。今月のテーマ「人生のアップデート」にもなり得る注目作に臨んだ彼女に、撮影の舞台裏を聞いた。

|今回は、前田さんご自身にとっても挑戦に満ちた作品ですよね。オファーを受けてから撮影開始までの印象はいかがでしたか。

まず、原作の表紙の絵が強く印象に残りました。絵が美しくて世界観も独特で、先が読めない展開に迷い込んだ挙げ句にラストで衝撃を受けたのですが、現場では監督やプロデューサーからキャストまで、皆さんが私と同じく原作のファンで。時間をかけて準備されたこともあって、安心して撮影に臨めました。

|虚構と現実が揺れ動くような世界観で、しかも一人二役という難しい役柄ですので、ご苦労も多かったのでは。
二役については、監督のご指示で極端な違いを作ることはしませんでした。それよりも、まず原作を遵守して、それを映像化する上での魅力を考えるという方針がありまして。みんなで細かく話し合いながら、実写ならではの人間味を探っていくというプロセスが楽しかったですね。

|今回はWOWOWのオリジナル作品ですが、地上波ドラマとの違いはありましたか?

たとえば、監督からは「視聴者は集中して観るので、声の大きさは意識しなくてよい」というご指導をいただきました。準備期間が長かったり、編集に時間をかけたりと、どちらかと言えば映画に近い作り方かもしれませんね。

|実際に演じてみてのご感想はいかがですか。

30歳を過ぎてからこの作品に出会えたのは幸運だったと感じています。これがもし20代なら気負い過ぎたり、呑み込まれていたかも知れないな、と。漫画を教科書に、全員が原作の役柄や世界観と真摯に向き合いましたので、原作ファンの方も存分にお楽しみいただけると思います。

|その原作漫画も含めて、この作品のどんな点に惹かれましたか?

何かを愛する「紙一重の危うさ」が魅力的に描かれた作品だと思います。感情や憶測が絡むから複雑になるだけで、それぞれが愛するものは、実はとてもシンプルで。漫画では深く愛するがゆえに自分を見失う人間の姿が独特のタッチで描かれていますが、その魅力を忠実に再現していますので、ぜひ見比べていただければと思います。

|まさに前田さんのキャリアのアップデート作といった趣ですが、女優としての今後のビジョンはありますか?

先日、ある先輩に「30代まではトライアルを続けていい」というアドバイスをいただきまして。40代以降は役の幅が狭まるので、自然に変わるタイミングが来る、と。今回の作品も、まさにそのひとつなんだなと腑に落ちました。

|では、楽しみにしているファンにメッセージを。

とにかく「原作愛」が貫かれた作品ですので、全話の放送終了後は、ぜひ漫画を片手に配信で「答え合わせ」しながらご覧いただきたいですね。また、ちょうど桜の季節になりますので、漫画と映像のすべてがそこにあるロケ地の愛知県蒲郡市にもお出かけいただけたら嬉しいです。

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2023年3月24日 WOWOWにて放送・配信スタート! (全8話)
第1話放送・無料トライアル実施中
>>連続ドラマW-30「ウツボラ」公式HPはこちらから

前田 敦子さん
1991年千葉県生まれ。アイドルグループ「AKB48」の第1期生として2012年まで活動。卒業以降は、テレビドラマや映画、舞台に多数出演、女優として活躍している。19年に映画『旅のおわり世界のはじまり』と『町田くんの世界』で第43回山路ふみ子映画賞女優賞を受賞。NODA・MAP 第24回公演『フェイクスピア』(21年)で野田作品に初参加。近年の映画出演作に、『コンビニエンス・ストーリー』『もっと超越した所へ。』(ともに22年)、『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)など。

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