贈る側の気持ちも晴れる。それが、ギフトのチカラ。

2015年11月27日

今年もお世話になりました…まもなく、そんなフレーズが日本中で咲き誇る季節。少し気が早いが、2015年を振り返ってみると、いろいろなことがあった。いろいろな場所に出かけて、いろいろな人と会った。公私ともに素晴らしい出会いもあったし、これまで知らなかったこととの遭遇もあった。１日１日、積み重ねて、今日がある。新しい刺激を受けながら、少しずつ、新しい自分が宿っていることに気付く。毎年同じことを考えている自分に苦笑いしつつも、ふだんより気分がやわらかくなる、この季節。

そして、これも例年通り、決まって脳裏に浮かぶのが、ふだんから自分を支えてくれる人々の姿だ。上司や同僚、部下に加えて顧客・取引先、協力会社の人々。趣味の仲間に旧い友人、学生時代からの親友たち。そして何よりも、妻や夫、子どもたちや両親…。もちろん、楽しかったことばかりでもない。時には腹を立てたり、喧嘩してしまったこともあった。それでも、彼らの笑顔を思い浮かべれば、嫌なことはすべて消し飛ぶ。ただただ、「そばにいてくれて、ありがとう」と言いたいだけ。だが、言えない…これも例年通り。冗談めかさず、面と向かって感謝を伝えるなんて。距離が近い人ほど、しかも歳を重ねるにつれて言い出しにくくなるのだから、始末が悪い。仕事上の挨拶なら照れずに言えるのに、個人的な想いを載せるとなると、うまく言葉が出てこない。このままでは、今年も言えずじまいでモヤモヤした年末を迎えそう。

ならば、モノで伝えてみてはどうだろう。感謝の気持ちを込めたいなら、モノ選びも慎重になる。相手は何を好むのか、どんなモノなら喜んでくれるのか。しっかり選んだモノであれば、きっと気持ちは伝わるはず。

というわけで、今月のビズスタは、「想いが伝わるおすすめギフト」を大特集。贈るあなたと贈られるあの人のコミュニケーションを取り持つ、選りすぐりのアイテムを紹介したい。相手に届くギフトなら、心に積もった想いも晴れる。今年は、すっきりとした気分で年末を迎えよう。