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道内でも注目が高まる、もうひとつの視力矯正法。 2人の名医が語る「ICL治療」の人気の焦点。

道内でも注目が高まる、もうひとつの視力矯正法。 2人の名医が語る「ICL治療」の人気の焦点。

2024年10月19日 PR

視界が見えにくくなれば、 視力の矯正が必要になる。方法はいくつかあるが、眼鏡はスポーツ時の振動や発汗でズレやすく、外見の印象が変わることを気にする人も多い。 コンタクトレンズは、着脱の手間に加えてドライアイも気になるところ。レーシック手術も含めて調べていくと、「もうひとつの視力矯正法」に話題が集まっていることに気付く。

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、目の中に小さなレンズを入れて近視や乱視を矯正する治療法だ。レーシック手術と異なり角膜を削らないことなどから人気が高まっており、手術件数も急増中。新たな視力矯正法として定着しつつある。 ただ、ネットで調べても情報が氾濫しており、どれを信じてよいのか分からなかったりする。そこで今回は、道内で数多くの実績を有し、それぞれの地域を代表する2人のICし認定指導医をお招きし、手術の実際などについて詳しくお話を伺った。

術後、周囲を見渡してその見やすさ、美しさに感動する患者も多数。かつてのクリアな視界を取り戻すICL(眼内コンタクトレンズ)治療の実際。

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患者の笑顔が雄弁に物語る、ICL手術後のクリアな視界。

視力回復手術として、近年話題となっているICL手術。ネットでは著名人らも含めた体験談などが続々とアップされるなど、その注目度の高さが窺える。しかしその情報の多さから、混乱してしまう人も少なくないのでは。そこで今回は、北海道を代表するICL認定指導医と して活躍中の加藤祐司先生と泉直宏先生に対談していただき、基礎知識から手術のメリット、治療を受けた方の感想まで、詳しくお話をお聞きした。

―ICL手術については、このところメディアでも見聞きすることが増えてきましたね。まずは、改めてアウトラインから教えてください。

 ICL手術は、眼内コンタクトレンズ治療とも呼ばれていて、目の虹彩と水晶体の間に直接、柔らかく透明な専用のレンズを入れる手術です。コンタクトレンズと聞くと、毎日または1週間ごとに取り替える使い捨てタイプのものを思い浮かべる方もおられますが、ICL手術で使用するレンズは原則として交換の必要がありません。

―眼鏡や長期利用タイプのコンタクトレンズと比べて、どんなメリットがありますか。

加藤 コンタクトレンズを着用する方は、目の痒みやドライアイにお悩みのケースが少なくありません。また、眼鏡は度が強くなるほど重くなりがちで、マスクを着けると息で曇ったり、災害などの非常時に紛失して視界の確保に困ったりと、さまざまな場面で不便を感じることもあります。ICL手術は、こ うした煩わしさから解放されて裸眼で生活できますの で、主に中等度から強度近視の方におすすめできます。

―最近は社会的に認知度が上がってきたような印象も受けますが、ご来院の方々は知識をお持ちですか。

加藤 首都圏に比べれば認知度はまだまだでしょうが、 「眼内コンタクトレンズを入れたい」という明確な目的を持って来院される方は増えていると感じます。ただ、曖昧な知識の方もおられますので、リスクも含めてしっかりとご説明し、ご質問にも積極的にお答えするようにしています。

泉 当院では年に2〜3回、 ICL手術に関する説明会を開催しているんです。こうした場ではまったくご存じない方もおられますので、やはり基本的な部分から詳しくお話ししています。

―どんなお話をされるのですか。

 たとえば、レンズは拒絶反応がおこらない安全な素材で作られていること⋯とか。こうした説明をお聞きになった後に来院される場合、 ICL手術を受けると決心してお越しになる方が大半ですね。

―ICL手術は、認知度こそここ数年で急激に上がっているものの、歴史としては実は25年以上も積み重ねられた治療法と以前お聞きしたのですが、そんな中でも現在の進化ぶりはいかがですか。

加藤 とても進歩していると思います。たとえば、最近はレンズの中心に穴が開けられている「ホールタイプ」 が主流になってきました。以前は穴がなくて、治療前に前処置をする必要があったのですが、その必要がなくなりました。

泉 ホールタイプは、眼内に流れている房水の経路を確保することで術後の眼圧上昇を予防していることもあり、自信をもっておすすめできる近視治療の手段のひとつと言えると思います。当院にもICL治療を受けた職員がおりますので、医療関係者であると同時に経験者の視点から患者様の相談を受けることも少なくありません。

加藤 ウチの娘も近視で悩んでいますので、21歳になったら治療を受けさせるつもりなんですよ(笑)。侵襲が少ない手術で、近視だけでなく乱視も調整できますので、非常に優れた治療だと考えています。

―ICL手術を受けられる方々に特徴はありますか。

加藤 当院で最も多い年齢層は、30歳前後でしょうか。 職業別では、一般企業にお勤めの方ももちろん多いのですが、実は医療関係者も目立ちます。

 言われてみれば、確かに多いですね。当院も、医師の先生や看護師さんがよくICL治療でご来院になります。

加藤 実際にICL手術を受けた方の感想が、口コミ的に広がっているのかも知れませんね。看護師さんの場合は働く時間帯が深夜にまで及び、当直で仮眠してすぐに行動することも多いので、眼鏡やコンタクトレンズは煩わしいかも知れません。その意味では、警察や消防、自衛隊の方々なども、裸眼の方が都合がよいと思います。

 裸眼でいたい仕事と言えば、海水から逃れられない漁師の方、汗に濡れるアスリートや農家の方々などにもおすすめですね。

―実際にICL手術を受けた方からはどのような感想がありますか。

加藤 手術時間は30分程度で、日帰り手術になります。 手術翌日に診察があるのですが、大半の方は晴れ晴れと したお顔で、「もっと早く受ければよかった」という方も多いですね。

 術後の満足度は明らかに高いですね。手術を受けた当日は視界が少し曇っているように感じたり、目がゴロゴロする感覚があったりもしますが、翌朝はスッキリと見えて感動する方も多いです。 定期検診で久しぶりにお会いしても、ほとんどの方は 「調子がよい」と仰いますよ。

―先生方は、なぜICL手術を手がけるようになったのですか。始めるきっかけを教えてください。

 近視治療の選択肢としてほかの方法と比べてもベネフィットが多いと感じたことですね。非常に多くの患者様から要望が集中しそうな治療法と感じましたので、皆様の声に応えたいと感じて取り組むことにしました。また、特殊な機械を導入できる資金力を持つ限られた施設だけではなく、街なかで開業している普通の眼科クリニッ クでも扱うことができる点も大きかったですね。

加藤 高額の医療機器が必要ないことは素晴らしいですよね。眼科医としての知識と技量があれば町のクリニックで選択できるわけですから、患者様方にとっても魅力が大きいと思います。先ほども申しましたが、手術を受けられた方々がスッキリ としたお顔でご来院くださるので、眼科医としても次の治療へのモチベーションになりますしね。笑顔を見るほど「もっと見たい」となりますので、この取り組みを始めて本当によかったと感じています。

―ICL手術を受ける際、どのような視点でクリニックを選べばよろしいですか。

加藤 ICL手術は魅力的な治療法と言えます。ただ、当院でもよくご説明するのですが、トラブルがゼロというわけではありませんので、 万一の場合も落ち着いて対処できる技量を持つ眼科医を選ぶべきかと思います。

 ICL治療は認定制度があり、一定の基準をクリアしているドクターのみが行っている施術なので、そういった技術的なものに関してはそこまで心配は不要です。

加藤 あとは、白内障などICL手術以外の治療についてもきちんと対応しているクリニックを選びたいところですね。また、お仕事などで引越しの可能性がある方は、 眼科医としてのネットワー クをお持ちの先生であれば引越し先に近いクリニックを紹介してもらってメンテナンスを継続できるので、何かと安心ですよ。

 手術後に責任を持つ姿勢は、長く地域に根ざして信頼を集めているかどうかでも分かります。できるだけ事前に情報を集めてお選びいただきたいですね。

―本日はお忙しいところありがとうございました。

いずみ眼科 泉 直宏 院長

2001年旭川医科大学卒、旭川医大病院、2007年旭川医科大学大学院修了2011年函館五稜郭病院眼科医長を経て、2015年いずみ眼科開設、2016医療法人社団いずみ眼科理事長就任。ICL認定インストラクター(指導医)

札幌かとう眼科 加藤 祐司 院長

旭川医科大学卒。釧路赤十字病院眼科 副部長、旭川医科大学病院眼科 講師・医局長を経て、2011年札幌かとう眼科を開院。2015年医療法人社団 彩光会理事長に就任。札幌医科大学眼科学教室非常勤講師。ICL認定インストラクター(指導医)

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レーシックより歴史が 長く安全性も確立された治療法
ICL(眼内コンタクトレンズ)

  • 1.点眼薬で麻酔後、角膜の縁を約3mm切開します。
  • 2.切開創からレンズを眼内に挿入します。
  • 3.レンズを虹彩と水晶体の間に配置されるように調整します。レンズは目の中で自然になじみ、近視を治療します。(レンズは虹彩の下に配置されるので肉眼では見えません。)

取材にご協力いただいたクリニック様

>>「札幌かとう眼科(北海道札幌市)」の情報はこちら

>>「いずみ眼科(北海道旭川市)」の情報はこちら


 

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