2019年9月25日 PR
ユネスコの無形文化遺産に「和食=日本人の伝統的な食文化」が登録されたのは2013年のこと。最近は海外でも日本料理レストランが増加しているが、SNSなどでは、逆に「本場で本物の和食/日本食が食べたい」とため息をつくような書き込みも目立つ。いまや和食は、激増する外国人観光客たちの「訪日理由」のひとつに数えられているのだ。
恵まれた気候や環境的な条件のもと、生産者から料理人まで徹底的にこだわり尽くす国民性も加わり、豊かな食文化を形成した日本。右を向いても左を見ても高品質な食材の山だが、常にそのド真ん中に位置し、和食そのものを牽引してきたのが「お米」だ。炊き立てのこ飯の香りと味わいは、日本の料理文化の原点にして到達点。近年は常に安定した品質が保たれている一方で、全国のブランド米たちは、実はいまも地道な進化を続けている。
というわけで、今回は宮城のお隣山形県が誇る注目の品種をご紹介しよう。
全国指折りの米どころとして名高い山形県は、日本穀物検定協会の「特A認定」の常連である『はえぬき』をはじめ、多様なブランド米を世に送り出している。いすれも逸品揃いだが、中でも最近注目を浴びているのが『雪若丸」だ。あの『つや姫』の「弟君」として位置づけられている新品種で、平成15年に育成を開始。10年以上の歳月を費やして完成した、文字適りの「秘蔵っ子」なのだ。
平成30年産から本格お披露目となった『雪若丸』は、際立つ白さとツヤが特徴。弟との設定だけでなく、実際に『つや姫』の特徴に似ているのだが、稲姿は若々しく男性的。特に食感は『はえぬき』以上との呼び声も高く、強い粒感と適度な粘りを両立した「新食感」として、県内のPRイベントでも大好評とか。今後、全国を席巻する可能性も秘める若武者なので、ぜひお見知り置きを。
さて、新ブランド誕生の祝福ム—ドの中で再評価が進んでいるのが、姉君たる『つや姫』だ。明治時代、強風や冷害に強く味わいもよい品種として、余目町(現在の庄内町)の篤農家が生み出した水稲品種『亀ノ尾」直系とされる、正真正銘の御令嬢。ふくよかな粒感と眩いような白い輝きを備えた新品種として、やはり10余年をかけて開発されたものだ。圧巻は、味わいそのものだ。県の農業総合研究センターが実施した試験デ—夕によれば、味わいの強さや粘りの豊かさでは県内産『コシヒカリ』をも圧倒。冷めても美味しいという評判はじわじわと広がり、現在では県を代表する大人気品種へと成長している。
日本一を誇るというブナの原生林が育んだ滋養に満ちた水系、束北人らしい匠の仕事を尊んだ先人の知恵。そして、近隣県の県民たちも驚くような寒暖差によって、農業王国へと発展を遂げた山形県。中でも、前述の通り明治に遡る米づくりの技術は、安心安全を重視した農業姿勢も含めて、全国各地の米どころが一目置くほどのレベルに達している。
『雪若丸『つや姫』の情報WEBサイトで産地として、そして食文化の豊かさにおいて、東北の誇りであり続ける山形県。ぜひ知識を深めてみたいところだ。
JAグループ山形/JA全農山形
TEL: 023 -634 -8143
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http://www.zennoh-yamagata.or.jp/
住所/山形県山形市七日町3-1-16
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