2016年11月10日
気がつけば、早くも年末の足音が聞こえてくる11月。今年を振り返りつつ、年末と年明けの過ごし方を展望するにふさわしい、秋の夜長。ゆっくり記憶を辿ってみると、何とも慌ただしい1年だったように思う。まあ、例年のことではあるのだが。
仙台ローカルの話題も多々あるが、政治・経済の面で考えれば、やはり6月の「消費税増税先送り」は大きなニュースだった。高額商品、特に住宅では支払い総額を左右するだけに、購入を検討する側としては少し緊張感が緩んだ形だろうか。増税前の駆け込み需要も一気に先送りとなったが、宮城県が9月に公表した今年度の県内基準地価(7月1日現在)によれば、全用途平均で1・4%ほど上昇。4年連続のプラスとなったが、これが今後、どう動くか。
環境整備が力強く進み、人口集中傾向がいっそう強まる仙台市内であれば、増税とともに「さらなる人気の加熱」も気になるところだ。住民の転居に伴う復興需要が収束局面に入っているという説が伝わっているが、それでも人々は都市部へと向かう。このあたりは、たとえば東京都心部の動向を思えば容易に想像できる。
消費税増税が当初予定より2年半遅れることで、何となくタイミングをつかみにくくなった気がするのも確か。とは言え、のんびりしていると、あっという言う間に時間は過ぎる。これから住まいの新築やリフォーム、マンションの購入を考えるなら、やはり「後で慌てなくて済む行動が吉」という結論になりそうだ。
自分と家族の将来に思いを馳せつつ、目の前の風景を考えるにもよい季節。現状を知るほどに早めに動きたくなる、仙台の土地事情。うっかり見過ごして「チャンスを見過ごしてしまった」事態に陥らぬよう、今から行動を。
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2024年09月27日 発行
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