2019年12月5日 PR
令和元年も、はや年末。公私ともに1年の総決算を迎える私たちだが、我らが宮城県の経済の動向はいかがだろうか。年間の景気動向がまとまるのはまだ先だが、ひとまず今ある資料を眺めてみよう。
この10月、県が公表した第2四半期の経済動向を見る限りでは、いまひとつ覇気を感じない報告が並ぶ。鉱工業生産指数が2期ぶりの低下、住宅投資は横ばい傾向ながら貸家の減少などにより3期ぶりの減少、高水準で推移中という公共投資も4期連続減…。何とも微妙な内容だが、その一方では明るい動きもあるようだ。たとえば、個人消費。百貨店・スーパー販売額では残念ながら2期連続の減少となりつつも、コンビニや専門量販店などを加えると「4期連続の増加」なのだとか。企業倒産件数は2期ぶりの減少となったそうだ。
あくまで四半期ベースの報告で、一喜一憂すべきものでもない。だが、毎月公表されている経済概況の先月版にも、8月を中心とした個人消費のデータを指して弱含みながら「一部に持ち直しの動き」との記述もある。秋の消費税増税を考えると「その後」の数字が気になるが、4四半期連続販売増でこの夏もまずまずだったのであれば、ここは前向きに考えたいところ。
季節は、ちょうどクリスマス直前。大切な人へのギフトはもちろんだが、来年の年始、そして未来に向けて弾みをつけるために「動く」時期としても最適だ。自動車、住宅&インテリアから子どもへの投資まで。年末は、在庫調整や販売強化など各社の事情から「狙い目」となる業界も少なくない。そこで今月は、この冬に注目したい消費やサービスを大特集。ぜひチェックを。
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2024年11月29日 発行
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