2020年3月27日 PR
新国立劇場バレエ団による「不思議の国のアリス」が遂に愛知で上演されることとなった。2018年の初演から、アリス役を演じる米沢唯さんに本作品の見どころやバレエへの想いについて語っていただいた。(Photo/海野俊明)
新型コロナウイルス感染症防止の為「新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』」は、やむなく公演を中止することにいたしました。ご購入いただいたチケットの払い戻し手続き等についてはこちらのウェブサイトにて詳細をご案内いたします。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
―新国立劇場バレエ団に入団して10年。この10年間いかがでしたか?
あっという間でしたね。入団するまで新国立劇場バレエ団のことは何も知らなかったのですが、いざ入ってみたら素晴らしいダンサーばかりで、スタッフも超一流で「こんなバレエ団があったんだ―」と。そこからはただ必死に踊ってきました。
―子供の頃からバレエが大好きだった米沢さん。プロになってバレエへの想いや観客への意識など、変わったことはありますか?
バレエが大好きで踊っていた子供がそのままプロになってしまったところがあって、今もその感覚は変わらないんですよね。どれだけ辛くても「バレエが好き」と思ってしまうので。ただ、大好きなものに巡り会えて、お仕事にできていることへの感謝の気持ちは年々強く感じています。
―「不思議の国のアリス」の振付を担当されたのは国際的な振付家ウィールドンさんですよね。初めてのウィールドンさんの作品はいかがでしたか?
ウィールドンさんの振付は身体の流れに逆らわない感じですべてが完璧に美しくつくられています。舞台稽古が始まるまではウィールドンさんのチームの方が指導してくださったのですが、そのコーチングが本当に素晴らしくて。複雑な振付がなかなか覚えられず「ごめんなさい」と口にしたら、「私はあなたたちに教えるために来てる。100万回でも教えるから何がわからないか言ってちょうだい。それが私たちの仕事なんだから、ごめんなさいなんて言わなくていいの」と。作品の力はもちろん、このチームが素晴らしいんだなと思いました。
―「不思議の国のアリス」はどうやって役作りをされたのでしょう?
私はどんな役をやるときも、まずは自分と共通する部分、もしくは人間として普遍的に理解できる部分をキャッチしてキャラクターを手繰り寄せていくんです。でも、アリスの場合はもの凄くそれがラクで、それこそ私自身という感じがしたんです。「不思議の国のアリス」は本を読んでもらっているところから始まるのですが、私も子供時代ずっと父親から児童書を読み聞かせてもらっていたんです。それも何の因果かイギリスの児童文学が多くて。子供時代に大事にしていたものが散りばめられているので、役を作るというよりポーンとその役に飛び込んでいく感じでしたね。
―「不思議の国のアリス」の見どころを教えてください。
振付も映像も美術もすべてが見どころといっても過言でないほど魅力満載の作品です。言葉はないけど、言葉が聞こえてくるような作品で、物語を知らない人でも楽しめますし、子供から大人まで初めてバレエを観る人にもおすすめです。どんな人でも楽しめるエンターテインメント作品だと思います。
―愛知県の方に向けてメッセージをお願いします。
愛知県芸術劇場は昔コンクールの特別公演で踊ったことがあって、共演したダンサーがみんな「大きな劇場だね」と言っていて、愛知県出身の私としてはとても自慢だったんです。いつかここで全幕を踊りたいと思っていたので、その夢が叶って本当に嬉しいです。私は新国立劇場バレエ団で踊っていることを誇りに思っていますし、素晴らしいバレエ団だと思っています。私の大好きな劇場で是非そのバレエを観ていただきたいですね。
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