2021年4月24日 PR
注目度が増す「ICL治療」のアウトラインと利点が把握できたところで、このページでは、実際にICL治療を受ける流れについて確認しておこう。
現在75以上の国と地域で承認を受けているICL治療は、我が国では2010年に厚生労働省から承認を取得している。すでに10年以上の歴史を積み上げている治療法ということになるが、その分、医療現場を受け持つ認定医とクリニックの対応も洗練されてきている。次世代の視力矯正法という意識で実際に受診すると、実はすでに身近なものであることを実感する。
ICL治療は、手術時間がとても短い。その分、前ページでご登場いただいた先生方も口を揃えて言っていた通り、術前の適応検査が手術の成否を大きく左右する極めて重要なステップである。また、人によってはレンズを入れるスペースが狭すぎることもあるため、希望すれば必ず受けられるというわけではない。視力だけでなく、目の形状や状態、生活習慣などを総合的に検討して、治療が可能かを診断することになるわけだ。
手術が可能と判断された場合は、次に度数を決定する。生活スタイルに合わせて術後の見え方を見定めつつ、手術や治療について気になることがある場合は遠慮なく質問し、ここで解決しよう。手術は両眼で15〜20分ほどと短時間で、もちろん日帰りでOK。翌日に検査を行った後は、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と定期的に検査を実施する。
1ヶ月は点眼が必要となるが、その後は日常生活に戻ることができる負担の小ささも利点。治療は概ね以下の6つのステップで進行するので、頭に入れておこう。
前ページで話をうかがった大内雅之先生は、白内障手術2万5千件の実績を持つ熟練の眼科医。その業績や論文は国内外の専門誌に多数取り上げられており、国際学会でも毎年講演・発表を行うなど世界レベルの医療活動を展開している。
先生が院長を務める『大内雅之アイクリニック』(京都市南区)ではICL治療を受けられるが、中でも未来ある若者の親たちに向けて「成人のICL」というメッセージを発信している。視力矯正に貴重な時間を割くことがないようキャリアづくりの後押ししてあげて欲しいという想いを込めたもの。病気ではない眼にメスを入れるのは学術的に正当な医師であるべきと考える大内院長だけに、術前の検査から執刀、術後のケアまで自身で担当し、親子で訪れる患者たちから絶大な信頼を集めている。
もしかすると、人生の光景を変える出会いになるかもしれない。
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2024年11月29日 発行
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