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次代の花形俳優たちが、春の南座を熱く盛りあげる。

次代の花形俳優たちが、春の南座を熱く盛りあげる。

2024年1月25日 PR

©松竹

平成生まれ世代が届ける歌舞伎のおもしろさ

歌舞伎界の次代を担う平成生まれの若手俳優があふれるパワーで挑む南座「三月花形歌舞伎」。初心者から長年の歌舞伎ファンまで楽しめるのが、本公演の魅力のひとつ。歌舞伎はハードルが高いと思っている人、とりわけ若い人に観てもらうには、若い人が演じた方が伝わりやすい。

今回、出演するのは、中村壱太郎、尾上右近、中村隼人といった30代の花形俳優たち。壱太郎は上方歌舞伎の伝統を受け継ぐ名門・成駒家の後継者で、女方として数々の舞台で観客を魅了。右近はミュージカルにも多数出演し、映画やドラマでも人気。隼人は歌舞伎だけでなく舞台や映像でも活躍する容姿端麗の若手立役だ。

この平成世代の公演では、上演前に「乍憚手引き口上（はばかりながらてびきこうじょう）」と題した口上がつく。俳優が登壇し、演目の見どころなど親しみやすく解説する予定。また、場内展示やフォトスポットなど、400年以上の歴史ある南座の中で、芝居以外の時間もエンターテインメント体験ができるのも魅力だ。俳優たちによるインスタライブなど、これまでにない趣向で歌舞伎界に新しい風を吹き込んでいる。

今年は、近松門左衛門の歿後300年にあたり、代表作の一つである『河庄』と『女殺油地獄』を上演。痴情のもつれ、親との確執など現代に通ずるテーマをはらんだ作品で、時代背景は違えど人間の迷いや情熱、信念など共感できる部分が多く、演劇として十分楽しめる。

また、各演目で3人は初役に挑戦。右近は和事を得意とし、上方を代表する成駒家の中村鴈治郎指導の下『河庄』で初役に臨み、隼人は人間国宝・片岡仁左衛門の監修で『女殺油地獄』で初役に挑戦。壱太郎は艶やかさと華やかさ、派手な立廻りで見どころ満載の舞踊『将門』で初役を演じる。本公演は、今後、益々成長し、円熟していくであろう彼らの初役の瞬間に立ち会える貴重なチャンスでもある。

公演は松プロと桜プロが回替わりで上演される。松プロの演目は『河庄』と『将門』、桜プロは『女殺油地獄』と『将門』だ。『将門』の大宅太郎光圀役を松プロでは隼人、桜プロでは右近が演じる。演者が変わることで、作品の雰囲気がどう変わるかも見どころ。若手によるエネルギーあふれる舞台。初めて歌舞伎を見に行こうと考えている方は、ぜひ「三月花形歌舞伎」へ足を運んでみては。

 

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2024年3月2日（土）初日～24日（日）千穐楽
午前の部…午前11時～午後の部…午後3時30分～休演…7日（木）、14日（木）

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ご観劇料（税込）

■一等席……12,000円
■二等席………7,000円
■三等席………4,000円
■特別席……13,000円

2月9日（金）
10：00より
電話予約・Web受付開始！

歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」はコチラ

尾上右近

平成4年生まれ。『三人吉三』お嬢吉三、『弁天娘女男白浪』弁天小僧菊之助など大役へ挑戦が続く。歌舞伎の伴奏音楽・清元の唄方である七代目清元栄寿太夫の顔も持つ。ドラマやミュージカル、映画など幅広く活躍中。

中村壱太郎

平成2年生まれ。『曽根崎心中』お初、『廓文章』夕霧など、上方の風情を艶やかに表現する、次代を担う女方。日本舞踊家・吾妻徳陽としても活躍し、「META歌舞伎」では春虹の名で演出も勤めるなど、多方面で才能を発揮。

中村隼人

平成5年生まれ。近年、『三人吉三』お坊吉三、『引窓』南与兵衛や、『新・水滸伝』林冲など、活躍目覚ましい立役。テレビドラマ「大富豪同心」シリーズで主演を、舞台『巌流島』で佐々木小次郎を勤めるなど、挑戦を続ける。

京都四条 南座


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