2022年1月27日 PR
PHOTO/三浦憲治
10人の演奏家による、言葉と音楽の創造性を突きつめたコンサート、十音楽団(とおんがくだん)。ストリングスを加えたクラシカルな編成が、バンドサウンドとはひと味違う世界観を生み出す。
藤井フミヤさんの言葉・台詞が、聴く人の心に情景とメッセージを届け、曲に深みを増す。ひとり芝居と演奏を融合させた心揺さぶるステージを生み出し、演じ続ける藤井フミヤさんにお話を伺った。
―「十音楽団」を思いつかれたきっかけは?
舞台劇の脚本を書いてみたいと思ったことがあって、コンサートでうまく形にできないかと。ただあくまでも劇ではなくコンサートなので、融合性のさじ加減が難しかったですね。歌もストーリーの一部なので、歌詞がしっかり聞こえないといけない。
その点、室内楽ぐらいの音量だと歌詞が聞き取りやすいんです。また、室内楽の演奏を取り入れたことで、通常のバンド演奏よりもさらに「生の」楽器演奏を感じていただける舞台になりました。
―音楽や絵画、舞台までさまざまな創作活動をされていますが、発想の源は?
何かを見ても読んでも触れても、とにかく自分の中で想像を広げて、創作に変換するクセがあるんです。人間と動物の違いはたぶん、アートを感じるか感じないかなんじゃないかな。だからアートは人間的な発想なのだと思います。
―音楽と絵画、それぞれの活動はどのように影響し合っているのでしょうか?
音楽は、さまざまなミュージシャンやエンジニアとのコラボレーションでできあがるもの。それに対して、アートは完全に孤独な創作です。これら二つの創作活動は、私自身の人生においていいバランスを保っています。
―そうした芸術活動が我々の心に与える影響はどんなことだと思われますか?
音楽や芸術は、心の浄化やエネルギーになると思います。音楽は、常に個人に寄り添うことができます。どんなに孤独な時でも、音楽は心を癒し、励ましてくれる。そしてアートは、アーティストの発想のエネルギーやアイデアを、自分の中に取り入れることができます。
―コロナ禍という閉塞感のある環境でも、クリエイティブな活動を続けることで得られたこととは?
自分だけの好きなことをやれる孤独な時間と空間ほど、楽しいことがあるでしょうか。あるとすれば恋ぐらいですかね。
―ミュージシャンとしてアーティストとして、これからの展望をお聞かせください。
頭の中にある形のないものを、常にアウトプットして形にする。時間がかかるものもあれば、すぐできてしまうものもある。できるものもあれば、できないものもある。死ぬまでその繰り返しです。
―「十音楽団」の公演を楽しみにされている方やビズスタ読者に向けて、メッセージをお願いします
「十音楽団」はひとり芝居のようなコンサートです。大きなテーマは「人生」。観客それぞれの人生にリンクするような演出になっています。また、十音楽団の生で奏でる演奏は最高級です。座ってじっくり聴けるコンサートなので、今まで過ごしてきた時間をゆっくり思い返しながら楽しんでいただけたらと思います。ぜひ会場へいらっしゃって下さい。
1962年7月11日生まれ 福岡出身。歌手、作詞家、アーティスト。1983年にチェッカーズとしてデビュー。数多くのヒット曲と、先進的なファッションで脚光を浴びる。1993年からソロ活動を開始。「TRUE LOVE」や「Another Orion」など、ミリオンヒットを世に出す。フルオーケストラ公演や、神宮式年遷宮の奉賛曲の作詞・作曲、奉納コンサート、数々の野外公演など、音楽領域の様々な形で活躍。並行して芸術分野での創作活動もおこなっている。
■2022年
2月5日(土)開場16:00/開演17:00
2月6日(日)開場14:00/開演15:00
オリックス劇場
¥8,800 (税込・全席指定 未就学児入場不可)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に配慮した上で開催いたします。会場毎の開催規制に沿った収容率、お座席配置での開催を予定しております。
十音楽団メンバー
藤井フミヤ(Vocal) 有賀啓雄(Bass)
田口慎二(Guitar) 岸田勇気(Piano)
藤井珠緒(Percussion) 吉田翔平(Violin)
藤家泉子(Violin) 清田桂子(Viola)
林田順平(Cello) かわ島崇文(Sax,flute)
BMWの正直価格。頭金0ボーナス払い0残価の心配024654pv
際立つ美意識が、男を耀かせる。22900pv
陰陽師の壮絶なバトルを歌で、踊りで、笑いで魅せる!14788pv
2024年09月27日 発行
最近見た記事