Special Issueビズスタ特集

現代社会の闇に迫る、「常識」にとらわれないモンスター弁護士。

現代社会の闇に迫る、「常識」にとらわれないモンスター弁護士。

2024年9月26日 PR

ヘアメイク:スズキミナコ スタイリスト:中井綾子(crêpe) カメラマン:笹森 健一

10月14日から始まるドラマ「モンスター」。主人公は常識にとらわれない変り者の弁護士・亮子。決して感情に振り回されず、ゲーム感覚で裁判を楽しみ、勝つためならどんな手段も厭わない。そんな「モンスター」な彼女が、周りを振り回しながらも人間の理解できない「モンスター」な部分をとらえ、物事の本質に迫っていくという物語だ。リアルな社会問題に踏み込む話題作の主人公を演じる趣里さんにお話を伺った。

―弁護士という役柄の難しさやおもしろさについてお聞かせください。

弁護士の仕事は白か黒かというだけではなく、黒でも弁護したり、グレーな部分もわかりながら弁護したりというところがあると思うので、そこがこの作品のテーマになっていくと思います。自分の正義感や世間に対してなど、さまざまな角度のとらえ方があって、ただ弁護して無罪を勝ち取るだけではないことを、台本を読んで感じました。法律を通して人間の本質に迫るドラマです。

―主人公についてはどのような印象ですが?共感する部分はありますか?

亮子は淡々としていて、感情はあるし人の心も分かるけれど、どこか俯瞰している。自分自身のことも俯瞰していて、だからゲーム感覚で裁判も進められる。すごく頭のいい人なんだと思います。私は全くそういうタイプではなく、真逆ですね。感情に左右されすぎる(笑)。だから亮子は強くていいなと。諦めずに真実までたどり着く。そして裁判に勝つという信念がある。だから振り回されながらも「先生にお任せしたい」と思わせる引力があって、そこが彼女の魅力だと思います。

―「こんな風に演じよう」というプランはありますか?

それが台本読んだ段階では思いつかないぐらい、難しい役だと感じたんです。何を考えているのか、どういう表情かなど書かれていないですし、セリフからもあまり読み取れなくて。ただ、亮子が周りを動かすのですが、逆に亮子も動かされていくので、フラットでいればいいのかなと。亮子を通して視聴者の皆さんも事件に深く入りこんでいく、という感じがいいのかなと思っています。

―作品自体の魅力についてお聞かせください。

現代日本の問題を題材として扱っていて、難しい問題や、「そこをフォーカスするんだ」というとても危うい問題も出てきます。そういう問題を知るきっかけになったり、考えるきっかけになる作品です。タイトルにある通り、亮子自身もモンスターなんですが、「本当は誰がモンスターなのか」ということを感じる作品なので、そういうところも役を通して映し出せたらいいなと思います。毎週見て何かを感じていただけるようなドラマにしたいと思っておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。

俳優 趣里 さん

1990年9月21日生まれ、東京都出身。2011年俳優デビュー。18年公開の映画『生きてるだけで、愛。』で、『第42回日本アカデミー賞』新人俳優賞、『第28回日本映画プロフェッショナル大賞』主演女優賞を受賞。以降、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(20年)、配信ドラマ『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』(23年)、映画『ほかげ』(23年)などに出演。また、23年、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、ヒロインの花田鈴子(福来スズ子)を演じた。

3

モンスター(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
2024年10月14日スタート 毎週月曜よる10時
出演:趣里 ジェシー(SixTONES) 古田新太 ほか
脚本:橋部敦子 監督:三宅喜重 木内健人 樹下直美 音楽:菅野祐悟
制作:カンテレ MMJ

STORY
趣里が演じる神波亮子(かんなみ・りょうこ)は、幼い時に母親を亡くして以来、父親と二人で暮らしてきた。ずば抜けた才能と、裁判傍聴による莫大な知識を備えていた彼女は高校3年生で司法試験に一発合格。しかしその後、父が突然の失踪。亮子はその理由をなぜか追求することはなく、法曹界にも進まず、一人で暮らしてきた。そんな時を経て2024年。彼女はひょんなことから、弁護士として働くことを決め、とある法律事務所へ。ゲーム好きであった彼女は裁判もゲーム感覚で、勝つことは当たり前。勝つためなら手段を選ばず、一見不可解な行動をとったり、相手が目を背けたくなる真実も躊躇することなく突きつける。そして、ハラスメントやルッキズム、生殖医療など、現代が抱えるさまざまな問題にも臆することなく挑み、彼女独自の答えを導き出していく。

 

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