2017年11月10日 PR
アンティークコインの世界が、じわじわと注目を集め始めているのをご存知だろうか。欧米を中心に、世界ではすでにアンティークコインは優れた投資対象として広く認知されており、全世界におよそ300万人のコインコレクターがいるといわれている。内訳は、アメリカに約150万人、ヨーロッパに約150万人。日本はわずか2万人程度であり、これから伸びていくことが予想される分野だ。
しかし、アンティークコインとはどのようなもののことを指すのか。アンティークコインとは古代から20世紀前半までに世界で発行された古銭の通称である。コインが発明されたのは古代ギリシャといわれており、以来、世界でつくられてきたコインは数万種類にものぼる。これをさらに細かく分けると、紀元前のものが古代コイン、それ以降、第二次世界大戦までのものがアンティークコイン。さらに、第二次世界大戦以降のものはモダンコインと呼ばれる。古いほど価値が高いわけではなく、発行数の希少性、デザイン、つくられた背景などの要素が絡むため、モダンコインでも数百万~一千万円といった高値が付くものもある。
金貨・銀貨・銅貨と素材もいろいろだが、人気が高いのはやはり金貨。といっても純金ではなく、金90%以上の合金が使われる。裏表に精巧な細工が施されるため、金だけでは加工が難しいからである。また、コインのデザインで最も多いのが国王の肖像だ。写真がなかった時代、肖像の描かれたコインは肖像画と並び、国王の偉容を記録する重要なアイテムだった。このため、アンティークコインには美術的価値に歴史的価値が加わり、さらに発行枚数が少ないほど希少価値が高まっていく。結果として、100%金ではないからといって地金より価値が落ちるということはなく、むしろ地金より高く売買されるのである。
中でも「世界で一番美しいコイン」として羨望の的となっている一枚をご紹介しよう。1839年、ヴィクトリア女王が戴冠した記念にわずか400枚だけつくられた「ウナ&ライオン」と呼ばれる5ポンド金貨。表面に描かれたのは、即位後間もないヴィクトリア女王の横顔。裏面は、16世紀のイギリス叙事詩に登場するウナ姫とライオン。華奢なウナ姫が獰猛なライオンを導く様子が、若い女王が大英帝国を率いていく姿と重なる。世界一のコインデザイナーといわれるウィリアム・ワイオンの手によるデザインは、素人でもひと目見ただけで魅了される美しさだ。実はこのコイン、価格の伸びも驚異的。15枚を1セットとして来賓に配られた中の1枚なのだが、その1セットの価格が5年前は八百万~一千万円で推移していた。それが今年4月のオークションで、なんと約五千四百万円で落札されたのだ。
投資対象としての側面について、アンティークコイン投資に詳しく、神戸でショールーム「コインパレス」を営む安井将弘氏に伺った。 「アンティークコイン投資は、欧米では長い歴史があります。例えば近代ヨーロッパに名を残すユダヤの大富豪、ロスチャイルド家が財を築き上げたきっかけが、アンティークコインでした」。始祖、マイヤー・アムシェルは銀行で奉公して金融業の仕組みを学んだ後、古銭商を始める。当時のヨーロッパに古銭のコレクターは少なく、一部の貴族や富裕層の楽しみだった。そのため、マイヤーは一般人から無料同然で古銭を仕入れ、貴族に販売して商売を拡大していったという。その後も、金融の才に長けたユダヤ人達は第一次世界大戦後、ハイパーインフレの危機を、資産をアンティークコインに変えることで乗り越えてきた。
しかし、最近日本で注目されているのはなぜか。「まず驚くべき特徴が、この四半世紀、値下がりしていないこと。リーマンショックの時でさえ、あらゆる資産が暴落する中で価値を下げなかった。これにはその希少性が関係しています」。ヨーロッパの希少なコインは、王が即位した時などに記念品として貴族や来賓に配布したもの。このため、貴族や富裕層の間ではコインを持つこと自体がステータスであり、めったに手放さない。しかも、もう二度とつくられないにもかかわらず、中国などの新興国でどんどん富裕層が誕生し、需要が増え続けているため値が下がらないのだ。
「また、1枚で数十万から数千万円の価値がありながら、ポケットに入る小ささも利点の一つです」。地震大国の日本。地震・津波・放射線という危機の中、即座に持ち運べる資産は魅力的だ。その点、絵画、陶器、彫刻などと比べて携帯性が高いことは重要。また、絵画のような温度・湿度管理が必要ないことから、資産をコインへシフトする人が増えている。「なお、円・ユーロ・ドル・ポンドなどでの資産保有には為替リスクがありますが、アンティークコインは換金したい国で売却すれば為替差損も発生しません」。加えて維持費が不要。保有税や固定資産税が要らず、金銀という材質の特徴から変質しにくく、メンテナンス料もかからない。小さいので自宅の金庫や貸金庫に保管でき、不動産や車のように登録の必要もなく、匿名性も高い。
実際にアンティークコイン投資を始める時のポイントを安井氏に伺った。
「まず、購入する店のオーナーと直接話す。従業員任せの店はおすすめしません。市場動向、相場の情報を一番握っているのは社長です」。このため安井氏は必ず経営者である自身が接客。接客担当が経営者1人だからこそ、お客様に伝える内容がぶれず、信頼につながる。「最も大切なのは相場からかけ離れた高値で買わないこと」。欲しいコインがあっても必ず比較検討を。安く入手するには店選びも重要だ。「アンティークコインの世界は派手ではなく地味な世界。莫大な経費がコインに転嫁されていないか、オーナーが華美でないか、販売員が信頼に足るか見抜くことも重要です」。コインパレスは人件費やテナントに経費をかけない仕組みを構築し、お客様に早く利殖を感じていただくことに力を注ぐ。
「偽物のリスクを避けるため、鑑定済みのものを選ぶことも大事です」。公正を維持するため、アンティークコインはPCGSとNGCという第三者機関格付会社に格付され、ケースに完全密封される。裸のコインを買い、何十年も経って偽物と鑑定されるようでは目も当てられない。コインパレスはPCGS認定ディーラーであり、真贋が保証できる鑑定品、しかも鑑定ランクの高い品だけを扱う。
最後に、おすすめのコインを尋ねた。「価値が上昇するポイントは希少性・デザイン・価格です」。発行数が不明瞭な古代コインと異なり、イギリスのコインは明確なものが多い。「だから国で選ぶなら中世のイギリス。19世紀には世界の4分の1を支配し、覇権を握っていた大国。今もイギリス連邦に所属する国のお札には女王の肖像が描かれています。このためイギリスのコインは世界中で需要が高いのです」。日本でも身近に感じるイギリス王室のコインは人気。王室の歴史が長くデザインも秀逸で価値が下がりにくいため、コインパレスもイギリスコインを中心に揃えているという。特徴的なのは株のデイトレードと違い、アンティークコインは何年もかけて値上がりする美術品であること。美しさを愛でつつ、ゆっくり価値を育ててほしい。
「古今東西さまざまな金貨が発行されていますが、真に価値あるコインをご案内するのが私の役目です」と安井氏。もっと話が聞きたくなったら、ぜひコインパレスへ。会員制・予約制によりプライバシーを保護しているので、来店時は事前に連絡しよう。新神戸駅から徒歩4分、神戸空港から車で15分とアクセスのいい立地なので、気軽に来店を。
コインパレスで特別セールを開催。この機会に欲しかったコインを入手できるかも知れない。
興味のある方は一度のぞいてみてはいかがだろう。(要予約) ※詳しくはホームページで http//coinpalace.jp
新たな投資やコインの売却などでお悩みの方は、まずは一度プロに相談することをおすすめする。
完全予約制なので事前に電話で予約を。 ※詳しくはホームページで http//coinpalace.jp
古物商
株式会社コインパレス
TEL: 078-262-1151
TEL: 078-262-1151
http//coinpalace.jp
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