Special Issueビズスタ特集

やさしいヒーローを生んだ夫婦の「愛と勇気」の物語。

やさしいヒーローを生んだ夫婦の「愛と勇気」の物語。

2025年3月27日 PR

カメラマン:笹森 健一/ヘアメイク:渡嘉敷愛子/スタイリング:小蔵昌子/トップス:チノ(モールド)/パンツ:ガニー/シューズ:スタイリスト私物
問い合わせ先/モールド:03-6805-1449 ガニー:customerservice@ganni.com

3月31日(月)にスタートするNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと暢さん夫婦をモデルにした物語だ。
やなせさんが漫画家として世に認められたのは、なんと60歳を過ぎてから。少し気が弱く自信がないやなせさんを励まし続け、戦前~戦後をともに生きたのが「ハチキンおのぶ」こと暢さんだった。
人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインを演じる今田美桜さんに、ドラマの魅力を伺った。

―アンパンマンの作者と妻がモデルですが、ご夫妻やその作品に対する思いをお聞かせください。

アンパンマンは記憶がないぐらい小さい頃からそばにいたキャラクターで、大人になるほどそのやさしさを「こういうことだったのか」と感じるようになりました。
その作者であるやなせさんの妻を演じられるのはとても光栄です。やなせさんの歌詞や作品は、ネガティブなことも「そのままでいいんだよ」と包み込んでくれるあたたかさがあり、安心できて好きです。

―ドラマの脚本の魅力をお聞かせください。

中園ミホさんの脚本は明るくてあたたかいのですが、そうじゃない部分もたくさん描かれ、それぞれのキャラクターの悩みや葛藤がすごくリアルで共感できる。それでいて暗くなりすぎず、前向きにさせてくれる作品です。

時代的に戦争も描かれるからこそ「明るいところはとにかく明るく演じてほしい」と中園さんはおっしゃっているので、そこを大事にしています。悲しみを受け止めつつどうやって前を向いて生きていくのか、丁寧に演じていきたいです。

―今田さん演じる主人公はどんな人物ですか?

のぶはとてもまっすぐで嘘がなく、だからこそぶつかる壁もあります。自分に対しても他人に対しても誠実でありたい、でもいろんな角度から見ると全てに誠実になるのは難しい、という部分を演じながら感じています。
またこの時代の「女性は家庭に入って子供を産んで社会を支えるのが当たり前」という考え方への葛藤も抱える人物です。

―のぶのように前向きに生きるために、今田さんご自身が実践されていることはありますか?

「まあいいか」と思うことですね。いつもおだやかでいたいと思っているんですが、余裕がなくなると普段は気にならないことが気になってしまう時もありますよね。

「まあいいか」と思えれば他に楽しいことに目を向けられます。反省はしても落ち込みすぎず「まあいいや、次!」と切り替えられる余裕を持っていたいと思います。それと「せっかくだから」も大事にしていますね。

今この時にしていることをいろいろ考えすぎず、「せっかくだから楽しもう」という気持ちも常に持っていたいです。


 

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俳優 今田美桜 さん

1997年3月5日生まれ。福岡県出身。18年ドラマ『花のち晴れ ~花男 NextSeason~』(TBSテレビ)で真矢愛莉役を演じ大きな反響を得る。21年に映画『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。22年、ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ)でドラマ初主演を果たす。近年の主な出演作に、映画『わたしの幸せな結婚』『東京リベンジャーズ』シリーズ、ドラマ『トリリオンゲーム』『ラストマンー全盲の捜査官ー』『半沢直樹』(TBSテレビ)など多数。連続テレビ小説への出演は、2021年の『おかえりモネ』以来の二度目となる。

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2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』
2025年3月31日(月)より

出演:今田美桜 北村匠海 加瀬亮 江口のりこ 河合優実 原菜乃華 細田佳央太 高橋文哉
中沢元紀/二宮和也 戸田菜穂 浅田美代子 吉田鋼太郎/竹野内豊 阿部サダヲ 松嶋菜々子 ほか
作:中園ミホ 演出:柳川強、 橋爪紳一朗、 野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉

STORY
昭和のはじめごろ、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ(あさだのぶ)です。

一方、幼いときに父を病気で亡くした柳井 嵩(やないたかし)は、伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会います。戦争の足音が近づくころ、のぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。

やがて戦争が始まり、嵩は出征。のぶは高知の新聞社に戦後初の女性記者として就職。
戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。

のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待っているわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。

『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだ先のことです──。

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