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ICL治療の「感動的な視界」は本当か。

ICL治療の「感動的な視界」は本当か。

2024年12月21日 PR

いまや私たちの快適な生活の基盤となったデジタルツール。だが、身の回りをぐるりと見渡してみると、目の前にはPC用のマルチディスプレイ、脇にはノートPC、手元にはスマホやタブレットに携帯ゲーム機と、強い光を発する画面に取り囲まれていることに気付く。仕事もプライベートでもひたすら目に負担をかけ続け、遠くの景色を見る機会は旅行の時くらいとなれば、視力が下がらない方が不思議なくらいだ。

ディスプレイを長時間にわたり見続ける生活は、近視だけでなくドライアイを招く原因にもなる。目が疲れやすくなったり、モノがかすんで見え始めて、点眼薬が手放せない状態になることも。コンタクトレンズを愛用している場合は、着用時の違和感や痛みに耐えられず、眼鏡に戻らざるを得なくなる人もいるという。

最近はファッションアイテムとして眼鏡を楽しむスタイルも人気だが、「できれば裸眼で過ごしたい」というのは多くの人の願い。そんな中で、このところ大きな注目を浴びているのがICL(眼内コンタクトレンズ)手術だ。「新たな視力矯正法」として各種メディアやSNSなどで盛んに取り上げられ、中には術後に得た視界を「感動的」と表現する人もいるが、その実際やいかに。次ページでは現役の認定指導医を訪問し、急速に認知度を増すICL手術について気になること、知りたいことを詳しくうかがった。

自分の視界を取り戻す。
裸眼に戻れる「ICL治療」の魅力とは。

リスクとベネフィットは、注意事項は、手術の安全性は、術後の見え方は。このページでは、上記で紹介したICL治療について、岡山市内でクリニックを開業している認定指導医の高畠隆先生を訪ね、気になる点の実際について詳しく話をお聞きした。

デジタルライフの進行で増加傾向の「目のトラブル」

─ 近年は世界的に近視の増加が問題視されていますが、実際の眼科医療の現場ではいかがでしょうか。

確かに増加していると実感しますよ。ご存じのとおり、最近はスマートフォンなどの画面を見る時間がどんどん長くなっています。仕事でも趣味でも、1日の大半を目の前で発光しているディスプレイを覗き込むように凝視して過ごしているわけですから、後天的な近視の進行の原因のひとつになるのは当然だと思います。

── 年齢についてはいかがでしょうか。最近は、特に子どもたちの視力低下が心配されています。

年齢に関係なく近視の方が増えていますので、子どもたちの視力も全体的に下がっているはずです。「小学生の近視の割合が過去最高になった」という報道などもよく見かけますから、親御さんはご注意いただきたいですね。

── 液晶画面が発するブルーライトの影響など、最近は目の健康に関する意識も高まっているように感じます。先生のクリニックにお越しになる患者の方々は、主にどのような症状で来院されますか。

当院は手術に特化した眼科で多様な疾病に対応していますが、やはりご高齢の方の白内障手術が多いですね。それ以外の年齢層では、近視矯正のための手術についてのご相談が増えていますので、ICL手術などを提案することが多いです。

高畠西眼科76

SNSで急速に評判が広がる人気の近視矯正法 「ICL手術」

── では、そのICL手術について教えていただけますか。

眼内コンタクトレンズ治療と呼ばれる通り、目の中に直接、専用のレンズを入れて視力を矯正する手術です。最近は、手術を受けた著名人の方々がSNSなどで続々と情報を発信していることもあってか、認知度が急速に高まっていますので、最初からICL手術を希望される方も多いですよ。

── ICL治療がどんな治療法なのか手術の内容などを予めご存じで、「この治療を受けたい」と指定されるのですか。

はい、最近はネットで検索すればかなり詳しく調べることができますから。いま眼鏡やコンタクトレンズをご使用中なら、ご自身の近視度数をご存じの方も多いこともあってか、どんな利点を得られるかをきちんと調べた上で「ICL手術を受けたい」とハッキリ仰る方が増えています。

── では、ICL手術のメリットについて教えてください。

先ほど「眼の中に専用のレンズを入れる」と言いましたが、この時に角膜を削ることがないのは大きなポイントだと思います。強度の近視の方も問題なく手術を受けられますし、もしも術後の見え方が合わないと感じた場合には原則として元に戻すことができますので、安心感を覚える方が多いようですね。

── なるほど。では、リスクの方はいかがですか?

専用に設計された安全なレンズではありますが、眼内に異物を入れる手術であることには変わりませんので、手術には慎重を要します。手術方法自体のデメリットではないのですが、一定以上の医療レベルが問われますので、一般的な眼鏡やコンタクトレンズに比べれば、ややハードルが高いと言えます。

── 手術中のトラブルなどについてはいかがですか。

レンズを入れる手術自体は難しいものではなく、感染症や炎症反応などを十分にケアしながら安全に進めますので、トラブルが起こるケースは少ないです。ただし、可能性がゼロと言い切ることはできませんので、術前には必ず手術の詳細をご説明するようにしています。

 

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