2019年11月28日 PR
日本の時計産業の歴史は明治にまで遡る。明治20年代、セイコーの前身となる「精工舎」をはじめ、国内の時計工場では外国製を手本にしたモデルを製造し販売していた。戦後、復興への足がかりとして時計が国の基幹産業の一つに選ばれたことを契機に、セイコーは高精密時計の追及と製品化への挑戦を始めた。そして1960年12月、性能、品質、装着感、所有する歓びを実感するデザインの全てを備えた「グランドセイコー」が誕生。当時、高品質と謳われていたスイス時計に勝るほどの1本を完成させた。
グランドセイコーは実用性とエレガンスという両者の個性を融合させた、セイコーを代表する腕時計であることは言うまでもない。初代グランドセイコー誕生以降も「世界最高峰の実用時計」というコンセプトのもと、新たな技術革新に取り組み、2004年にはぜんまい駆動ながら日差+−1秒を叶える「スプリングドライブ」を発表。電池も蓄電池も使わない自己完結型でありながら、クオーツ並みの高精度を実現するハイブリットな新機構は第3のムーブメントとして世界を席巻した。長年の歳月をかけて開発した独自機構は今や 、匠の叡智と技が生み出した最高峰の時計として同ブランドの主力になっている。数あるモデルの中で、ビジネス・フォーマルいずれのシーンで身に付けても見劣りしない1本(写真右)をここで紹介したい。音もなく滑らかに動くブルースチールの秒針、凛とした佇まい、美意識の極みとも言える麗しいデザイン。特に日本の自然界をモチーフとしたダイヤルは、信州の山々に積もった雪をイメージさせる「雪白(ゆきしろ)」という模様が施され、1秒1秒をドラマティックに演出する。
今年スプリングドライブは20周年を迎え、記念として新開発されたムーブメントも登場している。同シリーズを含むブランドの魅力については次ページでお伝えすることにしよう。
正確さ、時刻の見やすさ、肌触りの心地よさ、心に響くデザイン─。あらゆる場面で奥深い表情を生み出すように計算し尽くされたグランドセイコー。洗練と機能美を極めた同ブランドは、ムーブメントの設計から製造、組み立てまですべてを自社で一貫して手がける真のマニュファクチュールとして世界中から高い評価を得ている。
こうした実用時計の世界最高峰を誇るグランドセイコーの“マスターショップ”があることをご存知だろうか。ブランドアイデンティティを継承したモデルや付加価値の高いモデルなどの販売が許されている限定ショップだ。県内でも4店舗しかなく、広島三越時計サロン(広島市中区)がその一つである。前頁で紹介した「スプリングドライブ」のほか、「クオーツ」や「メカニカル」のシリーズも取り揃えられている。もちろんデザインや仕様も多彩で、力強い存在感と機能性を楽しむスポーツタイプ、王道タイプ、華奢ながら豪華さを併せ持つレディスモデルなど、常時約60点がショーケースに並ぶ。美意識の高さと日本人ならではの細やかな仕事を感じられるラインナップは、具眼の士の求める要素を心ゆくまで満たす。
また、年月が経っても廃れることなく長く愛用できるよう、「グランドセイコーサービススタジオ」を設け、お客様の大切な“時”をサポートする。内装修理やオーバーホールに加え、小さな擦り傷一つでも修理技工士が一本一本丁寧に仕上げ、購入時同等の輝きを取り戻すことができる。
“一生モノ”としていつまでも色褪せない腕時計こそ、1本持っておくのが大人の嗜みだ。
ブランドの伝統や技術、美学に触れる「グランドセイコーフェア」を12月10日(火)から16日(月)まで広島三越(広島市中区)1階イベントスペースで開催する。現行モデルをはじめ、通常店舗に並ぶことのない希少モデルなど120本以上が用意される。加えて「現代の名工」を招いた特別イベントも見逃せない。グランドセイコー初となる小秒針搭載の手巻きメカニカルムーブメント「9S63」の組み立てを実演。時計師によるデモンストレーションがフェアに華を添える。芸術的な手さばきや精密な機構の細部を間近に楽しめる貴重な機会となりそうだ。
人生をともに刻む唯一無二のパートナー「グランドセイコー」 。クリスマスシーズンの正統派ギフトとして大切な人へ、また自分へのご褒美にいかがだろうか。
12月10日(火)〜16日(月) 広島三越1階イベントスペース
現代の名工による メカニカル新キャリバー 「9S63」の組立実演
13:00〜 / 15:00〜 (各回 約30分)
約200点のパーツから構成されるメカニカル(機械式時計)は、パーツ精度がムーブメントの精度を左右する。今回のフェアでは、左の時計「手巻きメカニカル3Days」の組み立てを実演する。職人のパーツ組み立て技術は見ものだ。手元の動きがお客様に見えるように大型画面も用意する。
グランドセイコーマスターショップ 広島三越
TEL: 082-242-3174(時計サロン直通)
TEL: 082-242-3174(時計サロン直通)
https://www.grand-seiko.com/jp-ja
営業時間/10:30〜19:30
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2024年09月27日 発行
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