2022年11月24日 PR
2004年、香川県の直島に設立された地中美術館。設計を手掛けたのは、日本を代表する建築家の安藤忠雄だ。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう、建物の大半が地下に埋設して構築された。館内には、印象派を代表するフランスの画家<クロード・モネ>、アメリカの現代美術家<ジェームズ・タレル>、アメリカのアーティスト<ウォルター・デ・マリア>の作品が恒久設置されている。
この美術館の構想のきっかけとなった、クロード・モネの≪睡蓮の池≫のある展示室がある。自然光だけで鑑賞できるよう設計されたその空間は、美しい瀬戸内の中にアート作品を置くことで、豊かさとは何か、よく生きるとは何かを考えられる場所となるよう設計された。作品ごとに設計されたのは、この展示室に限らない。すべての作品が空間と一体となって、ミュージアム全体を構成している。
一日を通して、また四季の移り変わりとともに、作品や空間の表情が刻々と変わっていく様子も見どころだ。空間に差し込む光から、直島という場所との結びつきも実感できる。瀬戸内の自然と融合するように、静かに、けれど確かに息づくアート空間。「自然と人間を考える場所」として設立されたこの美術館は、いつも唯一無二の独自性を持って、訪れる多くの鑑賞者たちを魅了している。
オンラインチケットによる事前予約制
https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
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2024年09月27日 発行
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