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INTERVIEW:医療法人 貞心会 あべやま歯科クリニック 院長 / 村上 貴也 氏

INTERVIEW:医療法人 貞心会 あべやま歯科クリニック 院長 / 村上 貴也 氏

2020年2月27日 PR

歯科分野で最新の先進医療から地域医療までを広くカバー

インプラントの最新術式「オールオン4」は、豊富な治療経験と高度な技術が必要とされる。全国でも限られた医療機関でしか実施していないこの術式を『あべやま歯科クリニック』では積極的に導入。そして先進医療に取り組むだけでなく、超高齢社会の日本において北九州の地域歯科医療を支えている。

究極の即時インプラント治療「オールオン4」の処置が可能

-歯科医療について、御院の診療方針を教えてください。
村上貴也氏(以下 村上) 私たちが大切にしているのは、EBM(Evidence B ased M edicine)とVBM(Values Based Medicine)です。日本語で「根拠に基づく医療」と訳されるEBMは、これまでの膨大な研究などによる科学的根拠に基づいて最良と思われる医療を行うこと。一方、VBMは「価値に基づく医療」と訳され、患者さまの年齢やライフスタイル、経済状況などさまざまな価値観に配慮した医療を行うことです。当院では、このEBMとVBMを両輪としたバランスの良い歯科医療を心がけています。
– 御院の特色は何ですか?
村上 日本人は定期的に歯科医院に通う習慣があまりないため、40代後半〜50代にかけて歯を失い始める人が少なくありません。当院では総入れ歯にならずに一日で固定式の歯を装着することができます。
-それは具体的にどのような治療を行うのですか?
村上 それは「オールオン4」という最新の術式で、顎(あご)の骨がなくてもインプラントを埋入した日に全部の歯が装着できます。従来のような大がかりな骨移植や上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を必要とせず、インプラント義歯を即時機能させる画期的な術式です。「オールオン4」の症例数では日本でもトップクラスの九州歯科大学附属病院口腔インプラントセンターと密接な連携を取り、大学病院所属の指導医や専門医、場合によっては麻酔医やインプラント学会認定専門技工士なども加わって、「オールオン4」に特化したスタッフが治療にあたります。
-歯が無くなってしまった場合は、インプラントがベストな治療なのですか?
村上 インプラントは優れた治療法の一つですが、万能ではありません。「今、急いでインプラントすることが最適な医療判断なのか?」について患者さまと一緒に考え、一人ひとりに合わせて納得していただける治療プランを提案しています。

施設への訪問診療も行う地域に根差したクリニック

-ほかに御院が取り組んでいることはありますか?
村上 加齢とともに歯だけでなく足腰も弱くなり、歯科医院への通院が困難な患者さまのために訪問診療も行っています。個人宅への診療だけでなく、大学医局と連携して特別養護老人ホームやグループホームなど訪問先はさまざまです。
-施設ではどのようなことをしているのですか?
村上 入居者の歯の治療はもちろんですが、口腔をケアすることは感染症や肺炎の予防にもなります。そして、口腔トラブルや摂食嚥下の問題にいち早く気付くために大切なのが、看護師や介護士の方々と連携したミールラウンド(多職種による食事の観察)です。私たちは地域包括ケアシステムの一環として医療と介護をシームレスに繋ぎ、地域の高齢者がいつまでも食事を楽しめるようにサポートしています。-治療は当然ながら、口腔の健康を守ることが重要ですね。村上 はい。豊かなQOL(Quality of Life:生活の質)を実現するため、当院は「インプラントセンター」となるのではなく、患者さまのお口の健康をトータルでケアする「口腔ヘルスケアセンター」となることを目指しています。

BUSINESS OUTLINE———————————————————————-

高い技術と専門性が必要なインプラント治療「オールオン4」
世界トップシェアのStraumann社やNobelbiocare社のインプラントシステムとコンピュータ支援手術により、この最新術式を安心して受けられる環境が整う。また、北九州総合病院等と連携して医科用マルチスライスヘリカルスキャンCTで撮影し、各種インプラント治療シミュレーションシステムにより、歯科用CTでは解析困難な骨質を含めたハイレベルのデータ解析を実施。全症例について大学病院口腔インプラントセンターの専門医とカンファレンスを行い、最適な治療計画を立てている。

≪Point≫
①大がかりな骨移植や上顎洞底挙上術が不要

②1日で固定式の仮歯を装着

③最小限のインプラントで患者負担を軽減

④術式に特化したスタッフが担当

歯科医療と社会のこれからに向けた取り組み
高齢化は年々と進み、北九州市は全国平均値を上回っている。ますます増える高齢者に対して、少しでも口腔の健康を保てるように個人宅や老人介護施設などへの訪問診療を行う。


あべやま歯科クリニック
[住所]北九州市小倉南区湯川1-9-7
[電話]093-931-4188
[診療時間]9:00~13:00、15:00~19:00 ※診療受付は18:30(水・土曜は12:30)まで
[定休日]日曜日・祝日
[HP]http://abeyama-dc.com/

PLOFILE
2007年に九州歯科大学歯学部を卒業し、翌年に同附属病院口腔インプラント科入局。2012年に九州歯科大学大学院を修了し、博士( 歯学)を授与。同年、敬天会東和病院歯科口腔外科医長に就任。2014年にあべやま歯科クリニック副院長、2019 年より院長に就任。

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