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BIZ NEXT VISION 新たな視点でビジネスに取り組む企業をご紹介

BIZ NEXT VISION 新たな視点でビジネスに取り組む企業をご紹介

2022年8月2日 PR

INTERVIEW:株式会社ロジカム 大瀬麻衣子氏

［プロフィール］株式会社ロジカム 代表取締役社長 / 大瀬麻衣子氏。20歳で大手運送会社に就職し、約5年半にわたりドライバーを務める。倉庫業の会社に転職し、マネージャーとして営業から現場構築・管理までを経験。その後、販売側について勉強するため通販会社で半年間勤務したのち独立。軽トラック1台を購入し、個人事業主として運送業をスタートさせる。軽貨物のマッチングプラットフォーム「サポロジ」の開発を機に法人化。

物流・通販事業の変革に取り組み、業界のさらなる発展を目指す

コロナ禍による巣ごもり需要もあり、2020年度の電子商取引における物販系分野の市場規模は前年比で約21%※も拡大している。その通販市場に欠かせない物流業界も市場規模は高まっているものの、さまざまな課題を抱えているという。これらを解決するため、スタートアップ企業『ロジカム』ではどのようなサービスを行っているのか代表の大瀬麻衣子氏（以下敬称略）に伺った。※出典:経済産業省「電子商取引実態調査」B to C – EC市場規模の経年推移

通販に特化した事業展開で物流業界の環境を改善

-物流業界が抱える課題とは何でしょうか？

大瀬 通販市場の拡大に伴い運送業界も活況だと思われがちですが、下請けの多重構造や燃料費の高騰により、収益性が低くなっているのが現状です。また、小口配送の増加や人口減少による人手不足など、ドライバーの過酷な労働環境も問題視されています。

 

-『ロジカム』を起業するに至った経緯を教えてください。

大瀬 独立後、私は個人事業主の宅配ドライバーとして運送現場に戻りました。そこで疲弊した現場にショックを受け、物流業界の人手不足と負の環境を改善しなければならないと強く思ったのがきっかけです。そして荷主さまとドライバーを直接マッチングするプラットフォーム「サポロジ」の開発を決意し、2019年に『ロジカム』を設立しました。

 

-その後はいかがですか？

大瀬 昨年5月に物流大手の『センコー』と合弁会社を設立して、「サポロジ」事業はそちらへ移行しました。そして『ロジカム』はEC事業部とロジスティック事業部を立ち上げ、通販支援や物流アウトソーシングに特化すべく事業転換をしています。EC事業部ではECサイトの運営代行を行い、受注後の物流を担うのがロジスティック事業部です。

 

経験を生かした物流目線で通販事業の在り方を変えていく

-ほかの物流企業との違いは何でしょうか？

大瀬 ECサイトの構築・運営から行っている物流企業は多くありません。弊社のサービス対象は、通販市場すべて。一社で請け負えるため、作業の効率化を図ることができます。通販に関する多様な業務を部分的でもフルパッケージでも対応可能なので、すでに通販事業に取り組んでいる企業も新たに始める企業も、必要に応じたサービスをご提供できます。

 

-御社ではどのような商材に対応していますか？

大瀬 弊社は常温・冷蔵・冷凍の3温度帯の倉庫と提携しているので、アパレルや雑貨から食品まで幅広いジャンルの商材に対応可能です。通販業界や物流業界での経験豊富な実績を持つリーダーを筆頭に、専属スタッフが柔軟な対応を行っています。

 

-業務の中で御社が大切にしていることを教えてください。
大瀬 期日や時間通りに荷物が届けばよいだけではありません。商品を受け取ったときに喜んでもらえるような、クオリティの高い梱包を心がけています。自動梱包機や物流システムの活用で効率化と省人化を推進し、場合によっては簡易包装への変更も提案します。しかし、高価な商品や贈答品などは、ラベルの向きや見映えを重視して人の手で詰めたり、熨斗を付けたり丁寧に包装しています。荷物を開けるときのワクワクも大切ですからね。

 

-今後はどのように展開していく予定でしょうか？

大瀬 来年、関東拠点の開設を予定しており、2025年には関西拠点も視野に入れています。拠点を分散させることで配送費用を削減でき、リードタイムの短縮はサービス品質の向上といえるでしょう。また、3温度帯に対応した拠点が複数あると、災害が起こった際のリスク回避につながります。弊社はドライバーや倉庫で働く人々の環境を改善し、EC事業者の人手不足とコスト面の課題を解決する、物流と通販サービスのプロでありたいです。

 

FOCUS.1

部分的にもトータルにも手厚くサポート

EC事業部は通販にまつわる煩雑な業務すべてに対応できるため、通販事業者は商品開発や営業活動に専念できる。ロジスティック事業部は、「3PL（3rd Par ty Logistics）」と呼ばれる物流アウトソーシング事業を担う。効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築を提案している。

 

FOCUS.2

3温度帯の取り扱いと柔軟な対応領域

常温だけでなく、冷蔵・冷凍の商材も取り扱える。保管・在庫管理・賞味期限管理・先入先出・ピッキング・セットアップ（アソート）・梱包・伝票発行/貼付・検品・仕分け・熨斗発行/貼付・ギフト包装・シュリンク包装・資材調達・運送便手配など柔軟な対応が可能。

株式会社ロジカム コー［住所］福岡市東区箱崎ふ頭5-1-40　（株）第2PDセンター事務所2F

［ 電話］092-710-7521 ［ HP］https://logicome.com/

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