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空き家の処分や活用、将来空き家にしないための対策をサポート

空き家の処分や活用、将来空き家にしないための対策をサポート

2023年7月28日

全国で空き家問題が深刻化しており、国の空き家対策として、来年4月1日から相続登記の申請が義務化されることとなる。もし相続した空き家が管理不全と認定されれば固定資産税等の負担が増えてしまう。そうならないためには、建物の権利関係や管理の状態など、住宅(空き家や持ち家)の現在の状況を把握することが大切だ。
福岡県空き家活用サポートセンター「イエカツ」では、空き家の利活用に関して経験豊富な相談員が、所有する空き家や将来空き家になりそうな住宅をどうすればよいか相談に応じてくれる。福岡県が設置する公的機関なので相談は無料(実費が必要な場合は負担あり)で安心感があり、昨年度は約450件の相談を受けたという。
空き家をどうするか、選択肢はさまざまある。売却価格のシミュレーション等の結果を踏まえ、セカンドハウスや賃貸として住宅のまま活用するか、解体やリフォームして売却するかを相談者と一緒に考えていく。「イエカツ」は市町村とも連携しており、空き家バンクへの登録も選択肢の一つだ。
「イエカツ」は幅広い分野の専門事業者と連携し、相談者の問題整理から、意向と活用・処分方法に合ったマッチングまでを可能にしている。売買・賃貸希望の相談者には、物件の現地調査を実施。福岡県内の登録不動産業者に物件情報を公開し、幅広い提案をしてもらうこともできる。空き家が負の資産とならないように、心配事を相談してみてほしい。

「イエカツ」空き家相談員 手島順也氏(写真奥)

<最適な活用・処分の方法を相談者と一緒に検討>
空き家の状況や相談者の希望はさまざま。「イエカツ」では、それぞれのケースに応じて最適な活用・処分の方法を一緒に考え、親身になって相談に応じてくれる。「イエカツ」に寄せられる相談には、相続した実家の取り扱いに困っているケースも多い。「田舎の古民家で、売買が可能か心配であるという相談については、実際に現地で不動産業者に向けて下見会を行い、今後の活用方法について提案してもらいました。また、2軒の空き家を相続されたケースでは、先に売却の見込みがありそうな1軒を処分し、その売却資金をもう1軒の解体費用に充てるようご提案しました。」と相談員の手島さん。「一般的に、空き家期間が長いほど建物の劣化が進み、資産価値は低下してしまいます。すでに空き家問題を抱えている方はもちろん、『空き家にならないようにするには?』という予防のご相談もお待ちしています」

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<POINT①>空き家活用までの流れや必要な手続き等をサポート
土地・家屋の登記を確認して権利関係が整理されているか、建物の状態を把握できているか、管理ができているか、家財整理は済んでいるかといった現在の状況をヒアリング。その結果に基づき、空き家を活用または処分するまでの一般的な流れや必要な手続きの説明を行う。相談方法は窓口での対面のほか、電話やメール、オンライン相談も受け付けている。

<POINT②>各種専門分野の協定団体から適した事業者を紹介
空き家をどうするか決まったら、売買・賃貸希望の場合は不動産事業者、相続整理には司法書士、家財や仏壇を片付けたい方には家財整理事業者など、14の協定団体から相談に応じた専門事業者を紹介できる。多種多様な団体と連携することで、一事業者ではできない解決出口(売買、賃貸、サブリース、解体、家財整理など)を提案することが可能。


一般財団法人 福岡県建築住宅センター

[住所]福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡 東オフィス3F
[電話]092-726-6210(福岡県空き家活用サポートセンター)
[営業]9:00~17:00
[定休日]土・日曜、祝日
[HP]http://www.fkjc.or.jp/jigyo/iekatsu-2
※「イエカツ」は福岡県から委託を受けて(一財)福岡県建築住宅センターが運営しています。

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