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働き盛りの今から見据える、豊かに老後を暮らす方法

働き盛りの今から見据える、豊かに老後を暮らす方法

2017年5月25日 PR

元気なうちにこそ考えた方が良い自身の老後。

平均寿命が長くなり、少子化が進むにつれ、高齢者の占める割合が増えている現代。総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合が21%を超えた社会は「超高齢社会」とされ、日本は今まさにこの問題に直面している。今後、ますます高齢化が進むとされる日本において、現在働き盛りの40〜50代が自身の老後を見据え、今からやっておくべきことは何か。
シニア向けマンション「グランガーデン」を運営する九州電力グループ「株式会社キューデン・グッドライフ」の代表取締役社長の茂田省吾氏に、シニアのライフスタイルを提案する専門家としての知見から、有料老人ホームの目指すべき未来、自身が考える理想の施設の形とともに聞いてみた。
「以前は、親が子に財産を残し、子が親と同居して面倒を見るというのが一般的でしたが、核家族化の進展に伴い、かなり様相が変わり、親は親、子は子と割り切った考え方をする方が増えてきているように思います。子が親元近くで仕事をしていれば別ですが、遠く離れたところで就職してそこに根を下ろしてしまうと、親元に戻って来るのが難しくなってきます。そうなると、親としては、子供のところに行くのか、離れて暮らすのかという選択を迫られことになります。
そのような悩みの中で、『親を住みなれない土地に連れてくるのは忍びない、かといって自分が親元に帰ることも難しい』ということで、当グループの施設においても、子供さんが親御さんを入居させるケースは多いです。
40〜50代は子育ての真っ最中だと思いますが、自分の老後をその子供に託すのか、あるいは子供には十分な教育を受けさせて自立への支援はするものの自分の老後は自分で守っていくのかを考え始めるべき時なのかもしれません。当グループの施設には、ご夫婦で入居いただいている方もいらっしゃればお一人の方もいらっしゃいます。また、子供さんの勧めで入居された方、伴侶に先立たれたのがきっかけで入居を決意された方もいらっしゃいます。施設自体にそれなりのグレード感はあると思いますが、選ばれる施設であり続けるためには、豪華さや特別なサービスに頼るのではなく、日々のサービスの中で、ご入居者の思いを汲み取り、心に寄り添うことを目指しています。これは、口で言うのは簡単ですが、しているつもりの自己満足に陥りやすく、実践するのはとても難しいことです。
そのために、当グループでは、心に響くサービスを提供することによりご入居者から『ほんとにありがとう』と言っていただけた事例を表彰する『ほんとにコンテスト』に取り組むなど、スタッフが自ら考え、ご入居者の心の声を聴く能力を磨くための教育に力を入れています。私が考える理想の介護とは、ご入居者の思いに近付き、いかにご家族のように親身になれるか、この一点に尽きます。」

介護のことを自分の問題として考える。

「現在、介護財政は、高齢化の進展と財源不足によって大変厳しい状況にあります。期待していた介護報酬が得られないことから経営が悪化して撤退を余儀なくされた事業者もあり、超高齢社会に向けて大きな不安があるのも事実です。また、介護を担う人材も圧倒的に不足しています。
介護の仕事は大変な面もあるので、困った人を助けたいという奉仕の精神を持った人でないと良い仕事はできません。そのような志のある有能な人材を集め、育てるためには介護職を収入の面からも魅力のあるものにしていかなければなりません。そのためには財源が必要です。国民一人ひとりが自分自身の問題としてどう関わっていくのかを真剣に考えるべき時期に来ていると思います。」


株式会社 キューデン・グッドライフ
代表取締役社長 / 茂田 省吾氏

豊かで利便性の高い生活の場と、必要なときに充実した介護を提供する、九州電力グループのシニアマンション事業。「九電ケアタウン」「グランガーデン熊本」「グランガーデン鹿児島」「グランガーデン福岡浄水」の4施設を運営する。

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